『等覚院』名古屋市熱田区大瀬子町

名古屋市熱田区大瀬子町
宮の渡しから北へ徒歩5分程、昔ながらの区割りの街並みに入っていきます

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 この一画はほぼ〃一方通行で時間進入規制があり、駐車余地もないので車で訪れると厄介な場所
そうした場所だからこそ、歩いて初めて知る寺社もあります
今回は『等覚院』を記録に留めて行きたいと思います

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出逢いは毎年行われる名古屋市交通局ウオーキングイベントから始まります
この辺りは歩く機会も少なく縁遠い場所でしたが、イベントを通じて初めてこの一画を知りました
古くから続く趣のある街並みに一歩踏み込むと以外な出会いがあるものです
真言宗豊山派の寺院『等覚院』はその一画に鎮座していました
写真の様に本堂は奥まった所に建っていて、寺の存在を感じさせるのは道路沿いの石仏群で知る事になります

f:id:owari-nagoya55:20190822202839j:plain『十一面聖観世音菩薩』と『四国三十三観音 大瀬子観音』と記された幟が建てられていて、外観はご覧の様に二階建です
本堂は青地に金色の文字の山号額が掲げられている二階になります

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寺の参道左に並ぶ石仏群、遠目に地蔵菩薩と思っていたが良く見ていくと左手に錫杖を持っています
地蔵菩薩も錫杖を持ちますが、頭部の飾りらしき彫は観音菩薩なのかも
悲しいかな未だに石仏の識別がままならない

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真言宗豊山派の『金王山・等覚院』は近代建築の外観ですが、歴史は鎌倉時代の1318年(文保2)まで遡ると云わ、大瀬子の観音様として親しまれているようです
本尊は幟にも書かれていた木像十一面聖観世音菩薩の立像です

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2018年のウォーキングの際にお邪魔させて頂いた時の堂内です
寺紋は輪宝です

古い街並みにそれとなく溶け込む小さな寺ですが、古くから伝わる寺が等覚院のようです

『等覚院』
宗派 / 真言宗
本尊 / 十一面聖観世音菩薩立像
建立 / 不明
住所 / 名古屋市熱田区大瀬子町820
アクセス / ​市営地下鉄名城線「伝馬町」下車、西へ徒歩10分程