「熱田神宮南」交差点から西に曲がって一筋目を南に少し入ります
この辺りは熱田区須賀町になります
右側には真宗大谷派の興徳寺の山門と特徴的なピンクの建物が見えています
社宮司社は興徳寺の道を挟んだ南に鎮座します
社宮司社北側から全景の眺め
角地の一画が神域となっていて三方を玉垣が囲います
参道へは東側から境内に入る形になります
左に社号標、境内に入り右に南を向いて三社が祀られています
名古屋市教育委員会「社宮司社」案内板、それによると
「祭神は高皇産霊命です。
「尾張徇行記」には、猿田彦命を祀るとあり、「熱田旧跡記」「熱田之記」等には、平将門の首を祭る三狐神社とも書かれている。
いずれも当社が熱田神宮の末社でなく町方の支配と記され、勧請の年月は不詳。
古くから、俗に導引の神と言われ、諸願成就の時は、底の無い柄杓をお供えしたという。
以前は、表大瀬古の字西ノ地にあったが、1952年(昭和27)にこの場所へ遷座された。
例祭は7月20日。
なお、境内には、厄病除けの神・須佐之男命と火の神・軻具突智命も祀られている。」
とある、表大瀬古とは現在景清社のある付近にあたります
そこから現在地に遷座したのが1952年、創建は?・・・・・調べてみるも案内板の通り分かりませんでした
境内に入り右側に由緒が記された石碑
左に手水鉢
手前から左に天王社、社宮司社、軻具突智社が祀られ、その奥の石碑は皇太子成婚記念碑が並びます
三社正面からの眺め
社宮司社を地元では「しゃぐり様」として呼び親しまれているようですが、みしゃぐち信仰から来ているものと思いますが
例えば星崎町阿原の石神社などは石が御神体、社には多くのしゃもじが奉納されていたけれど
境内に石神や道祖神があるかと云えばそれらしいものはなく、解説板にある底のない柄杓は見当たりませんでした
平将門の首を祭る神社ともありますが、村を災いから守り、五穀豊穣に導きたいそんな気持ちから勧請されたのではないでしょうか
社宮司社
創建 / 不明
祭神 / 猿田彦命、久那土神、八衢比売神、八衢比古神
住所 / 名古屋市熱田区須賀町41番
アクセス / 市営地下鉄名城線「伝馬町」下車⇒景清社経由で徒歩15分程