新堀川に架かる熱田橋を越えれば熱田区から瑞穂区に変わります
浮島町の浮島神社へはこの橋を渡ります
浮島町の由来はその昔今より海岸線か近かった頃、この辺りは遠浅の海岸で一部に小高い土地があり
潮が満ちると、ポツンと浮いた島のように見える事から町名の由来ともなったと言われています
その様子は「尾張名所図会」の姥堂と裁断橋の光景も描かれています
ただ、裁断橋の架かっていた精進川は流れも名も変え、新堀川となり、描かれている海岸線は遥か先となりました
熱田橋を渡り旧東海道を東に歩くと直ぐに道は左に二手に分かれるので、右に進みます
やがて左手に穂波公園に至ります、浮島神社はこの公園の一画に鎮座します
公園の片隅にフェンスで囲われた社は見逃す事はないでしょう
公園南側道路に境内入口があり、両脇に「成熟講」と刻まれた石標と社号標があり
木造の神明鳥居の先に提灯掛けと常夜灯、その先に狛犬と社が見て取れ、伽藍として整っています
唯一、手水鉢が見当たらない?
手水鉢は境内左にブルーシートで覆われているようです
参道の右に社務所はありますが無人の様です
石垣が随分と高く積まれ、その上に社が祀られています
浮島神社参拝です
社前の小振りな狛犬
浮島社の表札も掲げられていて一目瞭然、由緒書きは掲げていない様でした
由緒など詳細は不明ですが、尾張名所図会の記述に当時は廃社だったと記されていて
それがいつ再建されたのか、伝馬2丁目の「秋葉神社」境内にある「浮嶋神社」の石碑との関連など
もやもやが残ります
浮島神社 (熱田神宮境外末社)
創建 / 不明
祭神 / 天穂日命
住所 / 名古屋市瑞穂区浮島町6
アクセス / 市営地下鉄名城線「伝馬町」駅から東に徒歩約15分程
焙烙地蔵⇒村社笹宮⇒熱田社⇒秋葉神社⇒新明社⇒徒歩約5分 浮島神社