長野県安曇野市 『有明山神社 里宮』

長野県安曇野市有明山神社を訪れました
安曇野ICを下り、安曇野わさび街道を経て県道306号線、県道327号線と25分程走ると有明山登山者専用駐車場に到着です

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標高2,228㍍の有明山は1721年(享保6年)に宥快が開山し、古くから信濃富士として親しまれています
有明山の麓に鎮座する有明山神社はその有明山を御神体とし、「天の岩戸」伝説も伝わる山岳信仰の神社です

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有明山神社の参道は二つあります
上は登山者専用駐車場と繋がる脇参道の鳥居から見た境内の眺め
参道はこの先で表参道と交わり、左に進み社殿に続きます

f:id:owari-nagoya55:20190927124636j:plain脇参道鳥居と扁額

f:id:owari-nagoya55:20190927124703j:plain 鳥居をくぐり、しばらくすると表参道脇の蕎麦屋が見えてきます

f:id:owari-nagoya55:20190927124729j:plain表参道鳥居方向の眺め、ここから一旦表参道に戻る事にします

f:id:owari-nagoya55:20190927124753j:plain鳥居前から境内の眺め、長く真っ直ぐ伸びる参道が続きます
右手の準備中の看板は蕎麦屋さんのもの、人気がある様で随分と順番待ちの客が見えます

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f:id:owari-nagoya55:20190927124847j:plain鳥居前の由緒書き
有明山を神体山とし、全国的に崇敬されている。祭神は「手力雄命」「八意思兼命」「大日貴命」他数柱が祀られている。境内の神楽殿には、橋本雅邦の筆になる花鳥風月の絵があり、また日光陽明門を模した裕明門には眼猫12支24孝の彫刻がある」

参拝目的はこの裕明門を見るために訪れたようなものです

f:id:owari-nagoya55:20190927124946j:plain表参道鳥居の扁額

f:id:owari-nagoya55:20190927125014j:plain 参道の先に裕明門と右手に手水舎が見えてきました

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参道脇の狛犬は明治時代に戦捷記念で建立されたもの、そのせいでしょうか精悍な顔つきですf:id:owari-nagoya55:20190927125140j:plain手水舎
切妻瓦葺の手水舎は市有形文化財で、飛騨の匠、山口権之正によるもの
近代に作られたものとはいえ、虹梁や四隅に描かれた浦島太郎一代記など、繊細な彫は見ごたえがあります

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祐明門
1901年(明治34)に日光東照宮の陽明門を模して建てられ、切妻瓦葺の破風が付けられた八脚門
彩色や派手な飾り金具を使っていないので一見地味な印象を受けるけれど、 内外部に施されている12支・24孝の彫刻は訪れた者の視線を釘付けにするはずです
これらは彫刻師兼棟梁の清水虎吉によるもので、格天井絵は村田香谷により描かれています

f:id:owari-nagoya55:20190927125300j:plain正面左右の随神は浜猪久磨・鑛一の作

f:id:owari-nagoya55:20190927125329j:plain 祐明門正面
彩色をしない素木作りの門は木鼻、虹梁、蟇股など、どれも緻密な彫が施され見る者を圧倒する

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木鼻の獅子はその眼差しといい、表情といい、今にも動き始めるような仕上がりです

f:id:owari-nagoya55:20190927125449j:plain祐明門右側側面
大きな屋根を支える邪鬼の表情は険しい

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こちらは左側
何れも細部まで掘り込まれた彫飾りが印象的です

f:id:owari-nagoya55:20190927125547j:plain祐明門
境内側、全周に干支の彫飾りが施されています

f:id:owari-nagoya55:20190927125614j:plain裏側には白と黒の神馬、これも清水虎吉の作との事
棟梁兼彫刻師
出来る人は何をやらせてもいい物が作れるものですね

f:id:owari-nagoya55:20190927125703j:plain裕明門の天井に視線を向けます
そこには40枚の格天井絵画があり、どれもこれも生き生きと描かれ個々に見ごたえのあるもの

f:id:owari-nagoya55:20190927125841j:plain40枚の内、35枚は京都の画家村田香谷が描いたもの

f:id:owari-nagoya55:20190927125912j:plain祐明門の内外の12支24孝の彫刻は清水虎吉の作
正面に球持ちの親子流、粟穂にウズラ、周囲に十二支、通路の内側には二十四孝物語の4場面が彫られていて、御朱印にも描かれています
因みに24孝とは
支那の元の時代、郭居敬という人が幼児教育のために二十四の孝行物語をまとめたもの」とある

f:id:owari-nagoya55:20190927125944j:plain境内から祐明門の眺め、極彩色に彩られた華やかな門もいいけれど、素木の落ち付いた雰囲気はいいものです

蕎麦待ちのお客が訪れてきます

f:id:owari-nagoya55:20190927130018j:plain境内全景
正面が拝殿
渡り廊下で左の神楽殿と右の社務所につながっています

右手の貨幣の形をした石は開運招福の石として名付けられた石碑、中心の四角をくぐりぬけると「縁起良し!」との事
明治24年、全国から集められた短歌が神社の社宝として保管されて来たそうで、それらを「残月集」として発刊した際の記念の様です

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f:id:owari-nagoya55:20190927130129j:plain境内の狛犬は明治時代のもの、なかなか見慣れない風貌の持ち主
これらも明治時代の献納されたもの
後方は土俵

f:id:owari-nagoya55:20190927130307j:plain 有明山信仰の中心、有明山神社拝殿
1888年(明治21)に再建された拝殿
7つの鰹木が施された屋根のフォルムは直線的で男性的な印象を受けます

f:id:owari-nagoya55:20190927130339j:plain扁額
由来
天照大神の籠った岩戸を手力雄命がこの地へ投げ飛ばしたのが、戸放(とはなら)ヶ岳とか有明山と呼ばれる霊峰だと伝えられる
第八代孝元天皇の5年に造営されたのが、戸放権現と伝えられ、後の有明山神社である
延歴24年(805)、東国平定途上の坂上田村麻呂有明山麓の妖族・八面大王征討の際、この戸放権現に祈願し、見事に成伐したという
後島羽上皇は領主仁科盛遠をして国家安泰を祈願させ、1215年(建保3)、「暁時雨」と題して詠まれた「かたしきの衣手寒く時雨つゝ有明の山にかかるむら雲」(続古今集五八七番)という御歌を賜ったという
江戸時代に一時衰退する
明治に入って豊科寺所出身の岡村阜一氏が再興のため尽力、現在地に社殿増築、神域を拡張
尊厳と華麗を加え、世に人呼んで信濃日光と称し、信徒頻りに増し遠近より参拝者多く、大正昭和に至り多くの皇族方のご参拝を頂いた」

f:id:owari-nagoya55:20190927130418j:plain 祭神
里宮 / 手力雄命八意思兼命大己貴命
奥宮 中岳本社 / 手力雄命八意思兼命大己貴命
南岳本社 / 天照大神、天鈿女命、金刀比羅大神
北岳本社 / 造化三神

f:id:owari-nagoya55:20190927130446j:plain 神楽殿
格子天井には81枚の天井画が描かれ、市指定文化財に指定、社宝とされます
4/27から29にかけ行われる例大祭では神楽が奉納されるので、その際には見る事が出来るのでは?
訪れた当日は扉が閉じられ、窺う事ができなかったのは残念です

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有明山神社を再興し、現在の伽藍を整えた岡村阜一の銅像

f:id:owari-nagoya55:20190927130726j:plain拝殿左の渡り廊下、その下はくぐる事が出来ます

f:id:owari-nagoya55:20190927130823j:plain中には境内社有明講の社が祀られていますが、この社の千木と鰹木の形状は見慣れなもの
穂高造り​にも似ていますが良くわからない

f:id:owari-nagoya55:20190927130858j:plain拝殿右の社務所
渡り廊下の下をくぐると、その先に妙見里の瀧に出ます
小さな瀧と泉があり、法壽龍神が祀られています

f:id:owari-nagoya55:20190927131054j:plain境内から左に進むと隣接する長生殿の境内に続いています
そこには霊神碑はじめ複数の石碑が建っています

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長生殿
石碑群から少し下ったところにあり、社右に苔むした餅つき岩がある
詳細は良くわかりませんが、社名が示すように不老長寿に御利益がある様で
賽銭を入れ参拝し、海石に氏名と生年月日を書き、社裏に納めると祭礼の際に長寿祈願して頂けるもの
ここで海石? お越しの際にはお忘れなく

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有明山神社御朱印

f:id:owari-nagoya55:20190927131241j:plain二十四孝「唐夫人」の御朱印

f:id:owari-nagoya55:20190927131319j:plainかみさんがこれを選んだ理由は・・・・・読めない

有明山神社 里宮
住所 / 長野県安曇野市穂高有明宮城7263
公共交通機関アクセス / JR大糸線穂高駅又は有明駅から車で15分
車の場合 / ​安曇野ICから安曇野わさび街道⇒県道306号線⇒県道327号線