『豊田本町神社』名古屋市南区内田橋

名古屋市南区内田橋の豊田本町神社を訪れました
普段は地下鉄利用が多いのですが、今回は名鉄常滑線を利用し、「豊田本町」駅で降車しました

恥ずかしながら駅名が「豊田本町」なので駅周辺は豊田本町だとずっと思っていた
その町名は既に過去のもの、線路の西は内田橋町、東は豊となります

f:id:owari-nagoya55:20191003132408j:plain駅を降り、西の信号を右に進みます、真っすぐの道、その先の新堀川の堤に向け緩やかに上っているようです
豊田本町神社は新堀川に向かう道筋に鎮座します

f:id:owari-nagoya55:20191003132451j:plain赤い鳥居が一際目立つ存在です

 

f:id:owari-nagoya55:20191003132523j:plain神社入口の全景、石鳥居の左に豊田本町神社社号表、右に稲荷社の社号表

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更に左に進むと脇参道があり、その先に弘法堂と豊田本町公民館が建つ
参道左手には地蔵さんが祀られています

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境内の手水鉢の清水は枯れていました

f:id:owari-nagoya55:20191003132736j:plain境内右の石標
右が造営記念、左が遷宮記念碑

f:id:owari-nagoya55:20191003132802j:plain 石垣が高く積まれた上の神域には三社祀られているようです

f:id:owari-nagoya55:20191003132825j:plain肉付きの良いフォルムの社前の狛犬

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豊田本町神社神域
内砥の千木と6本の鰹木を持ち、左右に小ぶりな社が二つ
たまたま参拝に見えた地元の古老に伺うと「熱田さんとお伊勢さんと秋葉さま」までは教えて頂いた
「晩の支度があるんで・・・・・」と返っていかれた

社の並びやら遷宮はどこからとか、お聞きできなかったのは残念です
分かった事はこれだけです

f:id:owari-nagoya55:20191003132923j:plain加寿稲荷社から見た神域、南を向いて三社が並んでいます

f:id:owari-nagoya55:20191003133000j:plain豊田本町神社神域の右隣に「加寿稲荷社」

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 稲荷鳥居の立ち並ぶその先に社は見えます

f:id:owari-nagoya55:20191003133121j:plain豊田本町神社の神域とは玉垣で区切られているだけです

f:id:owari-nagoya55:20191003133206j:plain巻物を咥えた狛狐

f:id:owari-nagoya55:20191003133230j:plain 「加寿稲荷社」社殿
神域に社が4つ並ぶ形になります

f:id:owari-nagoya55:20191003133256j:plain境内から鳥居方向の眺め
鳥居には昭和49年とある、この年が遷宮の年と考えるのが自然、だとするとどこから?

この一帯は以前は海だった土地、新田の開発と共に栄えてきた地域です
そこに人が移り住み、街道が整備され更に人が集まっていき、やがて戦後の区画整理や道路整備に伴い
急速に変貌するのですが、そうした事業に伴い、豊田本町神社はこの地を安住の地としたのではないでしょうか
ここから北に1分も歩けば豊門神社があります、現在の住所でいくと、こちらも内田橋2丁目
町割りを辿っていかないと「?」は消えないのかも知れません

今回訪れ「豊田本町は今はない」これが最大の収穫

豊田本町神社
創建 /   不明
祭神 /   熱田大神
住所 / 名古屋市南区内田橋2丁目16-8
アクセス /   名鉄常滑線豊田本町」駅下車 北へ徒歩約10分