歩道際から行き交う人を見つめるお地蔵様

 岩倉市栄町の県道149号線沿いの歩道を西に歩いて、栄町1丁目交差点の手前で地蔵さん達と出逢いました。

f:id:owari-nagoya55:20200219203419j:plainこの道を東に進むと名鉄犬山線を越え本町の神明太一宮に至ります。

f:id:owari-nagoya55:20200219203507j:plain 岩倉は古くから名古屋城を起点に美濃路を経て枇杷島橋から別れ犬山城に続く岩倉街道として古くから栄えた町。
お地蔵さんの由来はさっぱり分からなかったけれど記憶に留めたいものとして掲載することにします。
上は現在(右)と左が明治のこの辺り、上下に続く赤線は岩倉街道で青いマーカーは神明太一宮、赤星がお地蔵さん達の場所。

f:id:owari-nagoya55:20200219203527j:plain 歩道沿いの個人の敷地と思われる一画、二つの覆屋の中から三体のお地蔵様の視線を感じ足を止めました。
何度も前を通りがかっていながら初めて彼らの存在に気付きました

f:id:owari-nagoya55:20200219203556j:plain西側の覆屋の中に不動明王と地蔵が二体。
出逢ったのが2020/元旦ということで写真のように鏡餅がお供えされていました。
個人で守られているのか、地域で守られているのか定かではありませんが、この光景から大切にされていることが分かります。

f:id:owari-nagoya55:20200219203622j:plain 手前の覆屋、おやじに視線をくれたのがこのお地蔵さん。
右に聞きなれない白鶴龍神と三福三宝荒神と彫られた石標。
三福三宝、調べてみると、仏・法・僧の三宝を守り、家庭の火伏せ、災難除けとして屋内社でも祀られるということ、白鶴龍神も調べてみましたがよく分からない。

ここは歴史など意味がない、個人や地域が意図を持ちここに祀り、今も尚こうして親しまれ、守られている事に意味があるのではないでしょうか。
お供えの生花にお地蔵様達と人とのつながりの強さみたいなものを感じます。
視線をくれたお地蔵様に心ばかりの気持ちを供え駅に向かいました。
また会おう。

住所 / 岩倉市栄町1丁目10
公共交通機関アクセス / 名鉄犬山線「岩倉」下車、神明太一宮新溝神社岩倉招魂社経由で徒歩25分程