秋葉神社、熱田社、津島神社

東区筒井町4

f:id:owari-nagoya55:20200630215810j:plain東区筒井1丁目のもと屋根神様から東に5分程、幼稚園の東の通り沿いに湯取車納庫があります。
住宅街にあって二本の杉の木と幼稚園のクスノキの存在が目印になるか。

f:id:owari-nagoya55:20200630215830j:plainこちらの湯取車納庫の間口の左、玉垣で区切られた一画が目的地。
ここ筒井町から出来町周辺にかけて山車が多く保存されています。
筒井町には湯取車と神皇車の二台があり、筒井町天王まつり(毎年6月)ではそれらが町内を曳き回されます。そうした事もあり、この一帯には天王社、津島神社などを祀る小さな社が点在します。

f:id:owari-nagoya55:20200630215853j:plain 正面に回り込み社全景を眺める。
木の常夜灯の先に6本の鰹木と内削ぎの千木が施された神明造の社が鎮座しています。
通りからは目立たなかったが小さな狛犬もいるようです。

こちらの社も以前は屋根神として軒下に祀られていたものだという。
古い区割りが残る地域だけれど、時の流れとともに街並みも変わり屋根から地上に降りるしかないのだろう。

秋葉神社、熱田社、津島神社を祀るこの社、近年再建されたようで、名古屋開府400年記念として2010年に建て替えてもらったようです。
山車を受け継ぐ風土があったからこそ、環境が変わってもこうした屋根神さまが大切にしてもらえるのかもしれない。

月次祭(1・15日)には秋葉神社、熱田社、津島神社の提灯が吊るされ、幕も張られてドレスアップした姿を見られるようです。

f:id:owari-nagoya55:20200630215915j:plain 社を守護する彼らの年代は不明ですが、随分と年月が経っているようです。
角の取れた丸い面々が社を守護しています。
社がいつ頃地上に降りたのか分からないけれど、その時からここで守護しているのだろう。
彼らの様に歳とともに丸くならないとね。
2020/06/30

東区筒井町4 「秋葉神社、熱田社、津島神社
創建 / 不明
祭神 / 不明
住所 / 名古屋市東区筒井町4-20
アクセス / 市営地下鉄桜通線「車道」駅下車北に、​筒井1丁目の屋根神様経由で徒歩15分程
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