金山総合駅から南に15分程歩く、この辺りを歩いていると大乗教の聖仏舎利宝塔が何処にいても視界に入ってきます。
外土居神社はこの西隣に鎮座します。
東海道本線沿いに目標としていた大乗教辺りまでやってくるも、神社らしきものは見当たりません。
結局この聖仏舎利宝塔をぐるっと一周する事になってしまった。
聖仏舎利宝塔のある区画の西端で小さな社を見付けることができました。
この神社が大乗教に関りがあるのかは不明。
道沿いに玉垣と小さな杜もあり「ここに神社があるよ」と主張はしているものの、やはり後方の施設に圧倒され存在感は薄い。
道路沿いに外土居神社社標、ここで間違いないようです。
境内は左の手水舎からすぐに左に折れ、その先に稲荷鳥居と神明鳥居が並んでいます。
狭い境内、そこに南を向いて三社が祀られています。
境内は鬱蒼とした杜に包まれ木洩れ陽は入るものの薄暗く、何より風が通らない。
参拝に訪れる方は少ないのか妙に沈んだ空気が漂う。
鎮座地の外土居町は1939年(昭和14)、熱田東町の一部から外土居町として誕生したもので、由来はこの辺りが沢上城の土塁があったことから付いたとも云われます。
「外土居」と町名が付くだけに、町名誕生時はこの町を末永く守護してもらうために建てられたものだろう。
町名成立から随分年月を経ち、創建当時と現在の神社の姿や住民との関わりは相当ギャップがあるやも。
やがては消えいくのか…
境内中央の社、社名札はなく詳細は分かりません。
推測ですが熱田神社かもしれない。
6本の鰹木と内削ぎの千木が施された社。
境内の雰囲気に対し社はしっかり保たれているようです。
境内西側の一社。
こちらも詳細は不明、趣は稲荷か?その割に狐が見当たらない。
こちらの社は5本の鰹木と内削ぎの千木が施されています。
境内右奥に小さな社。
こちらも詳細不明、後方は大乗教の施設が迫っています。
境内全景。
写真は随分明るくしてありますが樹々には苔が生え、薄暗い境内は不思議な雰囲気が漂っています。
それは後方に聳える聖仏舎利宝塔や人の気配を感じない境内であったりするのかもしれない。
初めて訪れた外土居神社、何回か訪れると印象も変わるのかもしれない。
『外土居神社』
創建 / 不明
祭神 / 不明
住所 / 名古屋市熱田区外土居町３
公共交通機関アクセス / 市営地下鉄、JR、名鉄「金山総合駅」から南へ徒歩15分程
