松岡神社 熱田神宮末社

最初に書いておいた方がいいでしょう、神社へは車では行けません。
歩道と車道は高低差があり、歩道脇に路肩駐車や境内乗り入れなど不可能で、自分の足で行くしかありません。

『松岡神社』
市営地下鉄名城線「神宮西」で降車、二番出口から東に徒歩数分ほど東へ、『松岡神社』は名古屋市熱田区森後町に鎮座します。

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歩きだしてすぐに熱田街園の「めだかの学校」、神宮外苑の歩道にメダカが放されたビオトープがあります、とは書いては見たがメダカの姿は見れていない。
学校のある辺りは熱田神宮社地の北側になります。

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休校中のメダカの学校から東の交差点。
この横断歩道を渡り、茶色のビルを右に見て真っすぐ進めば目的地の『松岡神社』は近い。
右手に下る坂、なんとなく熱田台地(象の鼻)の縁にいる感じがします。

f:id:owari-nagoya55:20201010111308j:plain松岡神社社頭
歩道と接していますが、車は通れません。
鳥居は北向きに建ち、歩道沿いに玉垣で囲われています。
境内は鳥居から奥は短く、東西に長いようです。

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歩道から本殿域に東向きに社が二つ祀られているのが良く見えます。

f:id:owari-nagoya55:20201010111402j:plain松岡神社社号標と鳥居、背中を見せる狛犬は境内が狭小である事を物語っている。

f:id:owari-nagoya55:20201010111428j:plain社頭東からの神社全景、地味に西へ傾斜しているか?
いずれにせよ周囲の環境からすると、今まで良くぞ残っていられたものだ、そう感じる。

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鳥居から境内の眺め、すぐに突き当り、ドン付きに手水鉢があります。
後方に見える建物の高さ関係を見ると、その先は崖になっているようです。

f:id:owari-nagoya55:20201010111531j:plain突き当りの手水鉢

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参道は右に延び、その先に常夜灯、狛犬、少し盛られた神域に社が二つ祀られています。
狛犬から先は近づけません。

f:id:owari-nagoya55:20201010111607j:plain社の前の意外にやさしい顔つきの警護担当、「これ以上寄るでない」。

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社全景
玉垣の扉の脇に古い社号標、右の石標に「大正十三・・・」と記されているようです。

松岡神社、地名か?
いや〃、熱田の杜の後ろに当たるから森後とついたとされるので、地名ではないようです。
この神社の詳細はさっぱり分かりません。
熱田旧記に以下の記載を見つけました。

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それによると、日本武尊東征の時に亡くなった尾治多那久摩連命を東国平定後祀るために作られた社の様で、同じく成果を上げた松岡真人も祀られているよう、熱田神宮神職松岡家の先祖になるようです。
以後は松岡家が代々守り継ぎ、社名はそこから来ているようです。

f:id:owari-nagoya55:20201010111719j:plain二つの社、どちらが尾治多那久摩連命で松岡真人を祀っているのだろうか。
由緒同様分からない事ばかりだ、取り敢えず今回は参拝まで。


松岡神社
創建 /  不明
祭神 /  尾治多那久摩連命、松岡真人
住所 /   ​名古屋市熱田区森後町8-6
公共交通機関アクセス /   ​市営地下鉄名城線 神宮西駅下車 東へ徒歩2分