熱田神宮末社 『菅原社』

熱田神宮境内末社『菅原社』
前回掲載した熱田神宮摂社『下知我麻神社』、そこで頂いた石は願いが叶った時に倍の大きさの石にして『菅原社』お返しする習わし。
願うばかりではなく、結果に対してお礼も忘れてはいけない。

f:id:owari-nagoya55:20201013020604j:plain 菅原社へは市営地下鉄神宮西駅から南に歩き、熱田神宮西門の鳥居に向かいます。
熱田神宮に車で参拝に訪れるとこの西門の鳥居はあまり縁がないものです。

写真は西鳥居全景。

f:id:owari-nagoya55:20201013020624j:plain 西鳥居の脇の境内案内図。
目的地の「菅原社」は西鳥居をくぐってすぐ、案内図の赤丸あたりに鎮座します。

f:id:owari-nagoya55:20201013020643j:plain 西門に入り左にある常夜灯付近、合格祈願に掛けられた多くの絵馬がある社が目的地。
熱田神宮には二つの天神様があり、文化殿北側の「内天神社」に対し「外天神」とも呼ばれる神社がここ菅原社です。

f:id:owari-nagoya55:20201013020704j:plain 祭神は学問の神様として広く知られる菅原道真を祀ります。
由緒によれば1529年頃に描かれた享禄の古図に天満天神社とか外天神と称されていた。

下知我麻神社で戴いた石は、願いが叶ったら倍の大きさの石をここに奉納するのですが、果たして石が山積みになっているのか。

f:id:owari-nagoya55:20201013020726j:plain 社の前や神域には結構な数の大きめの石が奉納されています。
この数だけ願いを叶えたと・・・。

f:id:owari-nagoya55:20201013020748j:plainシャープな神明造の社が主の熱田神宮にあって、菅原社の社は玉垣に囲われ全容がつかみにくいけれど、屋根には緩やかな曲線が見られることから流造のようです。
創建等詳細は不明ですが、由緒にも記載があるように1529年より以前から鎮座し、多くの願いを叶えてきたことは確かな様です。

熱田神宮末社 『菅原社』
創建 / 不明
祭神 /   菅原道真
住所 / 名古屋市熱田区神宮1-1
公共交通機関アクセス / 市営地下鉄名城線​​「神宮西」駅下車2番出口から南に徒歩5分
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