『八幡社』知多郡美浜町奥田

八幡社 知多郡美浜町奥田
名鉄知多新線「知多奥田」から西へ、以前掲載した大己貴神社の北参道の前を通り過ぎ、一本目の細い路地を右に入る、徒歩でも10分もあれば美浜町奥田の八幡社に辿り着く事が出来ます。

f:id:owari-nagoya55:20201212172747j:plain路地は両側に趣のある住宅が立ち並びちょっとした古都気分があるものの、それにより道幅は一層狭く感じられる。

f:id:owari-nagoya55:20201212172811j:plain路地はすぐに左が開け、石の明神鳥居とゆとりのある境内が見えてきます。
美浜町奥田の八幡社社頭全景。

f:id:owari-nagoya55:20201212172836j:plain参道は鳥居の先の方で右に曲がっているようです。
参道右は社務所

f:id:owari-nagoya55:20201212172857j:plain参道左に手水舎があり、そこから右に鳥居と社殿が見える。

f:id:owari-nagoya55:20201212172917j:plainニノ鳥居から社殿を正面から眺める。

f:id:owari-nagoya55:20201212172943j:plain明神鳥居に燈籠、社殿を守護する狛犬が見える。

f:id:owari-nagoya55:20201212173021j:plain社殿域は南向きに石垣が二段に積まれ、最上段に4つの社殿と石碑が祀られているようです。
聳えるような古木の杜や高層の建物がある訳ではないので、陽が降り注ぐ明るく開放的な広い境内。
陽の温もりを感じられる。

f:id:owari-nagoya55:20201212173050j:plain狛犬、昭和56年のもの。

f:id:owari-nagoya55:20201212173114j:plain社殿域全景。
八幡社から道一本東に瑞延寺があるけれど、1670年(寛文11)に尾張藩が纏めた「寛文村々覚書」の北奥田村村絵図の中で瑞延寺の西に「小社」として記されているという。
形態はともかく、それがこの八幡社だとすると見た目は新しく見えるけれど古くから伝わる神社なのかもしれません。
残念ながら由緒を伝えるものは掲げられていないので推測となります。

f:id:owari-nagoya55:20201212173133j:plain本殿域右の二社
右は社名札がなく不明、猿田彦大神と刻まれた庚申塔

f:id:owari-nagoya55:20201212173154j:plain左の二社、こちらも社名札がなく不明。

f:id:owari-nagoya55:20201212173216j:plain流造の本殿
祭神は応神天皇

f:id:owari-nagoya55:20201212173237j:plain大きなものではないけれど近寄ると彫には手が掛けられています。

f:id:owari-nagoya55:20201212173258j:plain 目貫には龍、木鼻には狛犬?や象が施されています。 

f:id:owari-nagoya55:20201212173322j:plain大己貴神社・八幡社の大祭が毎年3月に行われるようで、ハイライトは南車、龍神車の2台の山車が地区内を曳き廻されるそうです。
祭礼一日目に龍神車は八幡社に奉納、祭礼二日目に二台が合流し大己貴神社に奉納されるそうです。
大己貴神社の北参道に鳥居が建てられないのはそうした事もあるのでしょう。

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八幡社
創建 / 不明
祭神 /  応神天皇 
住所 / 知多郡美浜町奥田儀路8 
公共交通機関アクセス / ​知多奥田駅 から徒歩10分
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