気分転換

緊急事態宣言は発出されたものの、大きな数値の変化はないようだ。
バレンタインデーも近づくと、かみさんの話題は「あそこ」の事ばかり、いかにも行きたそうだが、彼女なりに我慢しているのが見え見えだ。

感染予防や防止などの個人の意識は様々です、人の密集する街に自ら好んで足を向ける気は更々ない。

それでも家に籠ってばかりでは息も詰まるし体も訛る、密集しない場所をピックアップしてかみさんと外出してきました。血中酸素濃度は99%、体温良し、マスク良し、アルコールスプレー良し。

かみさんが選んだのは西尾市の抹茶パフェと一色町の鰻を食べに行こうというもの。
普段は大勢人が並ぶ店なんだけれど、この時期ならば人は少ないだろうという都合のいい読み、当然並んでいればパス。おやじは天井絵と流造の社が見たくて吉良町の神社参拝をリクエスト。

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上段左は西尾市上町上屋敷7の「茶房 AOI」
お茶屋さんの二階にある抹茶好きにはたまらない抹茶スイーツパラダイス。
かみさんはお目当てだった「大人ゼリー」とやらを堪能し満足したようです。
写真はおやじオーダーの「抹茶フレンチトースト」抹茶風味漂う、溶けるような口当たり。
入店システムは扉の前で呼び鈴をならし、扉を開けてもらい手の滅菌と検温。
店内に2組ほど先客が見えましたが席はしっかりと離してくれたし、対面席は使用禁止としていました。
また、使用したお手拭きは専用の袋に入れて退席し、スタッフが直接触れない対応をとっていた。
いい対応だと思います。

上段右は西尾市一色町坂田新田西江の「三水亭」
鰻重や鰻丼「美味しそう」なんですが、気力と現実のギャップは随分分かってきた、二人にとって御飯の量は多すぎる。おやじは長蒲焼と御飯セット、かみさんは白蒲焼のセット。
炭の香りがほんのり漂い、皮パリパリでふわっとした肉質の一色産の鰻、美味しい。
ゴムのような大陸産との違いは明らか(格付けの様に出され違いを問われると果たしてどうなんだか)。

入店システムは一般的、アルコール滅菌で入店、混んでいれば名前を書いて店の前にある広大な庭園で順番を待つ。
コロナ禍の影響は深刻だ、広大な駐車場はガラガラ、店内は閑散として以前の賑わいとは程遠い。

中段の龍の天井絵。
西尾市平坂町熊野45に鎮座する「平坂熊野神社
2014年に150年ぶりに本殿遷座祭が執り行われ、新しい拝殿の天井中央に龍と熊野神社の使い八咫烏が隠し絵として描かれています。若い宮司さんはとても気さくな方で拝所から眺めていたのですが「中からしっかり見て下さい」と扉まで開けて頂けました。ありがとうございました。

下段左は西尾市一色町一色東前新田の「一色まなびの館」に展示してある、「三河一色大提灯」のレプリカ。
一色町諏訪神社で約450年の歴史を持つ祭礼の際に境内に吊るされる大提灯(5㍍×10㍍)。
この巨大な提灯が12張吊るされる姿は壮観なものがある。年々大きさを競い合った結果「こんなになった」てしまったようだ。

下段右は西尾市吉良町宮崎宮前の「幡頭神社」
702年(大宝2)に創建され建稲種命を祀る神社。三河湾を一望する高台に鎮座する。
三間流造の本殿や左右の熊野社、神明社を間近に見ることが出来る。

参拝後「吉良ワイキキビーチ」や吉良温泉街を歩いてみるが、季節が季節だけに広いビーチには人影はなく、釣り人が数人、ホテル街も閑散としている。
今は時代遅れとなった「慰安旅行」で訪れていたころの活気のある温泉街とはかけ離れた光景はここだけではないのかもしれない。

f:id:owari-nagoya55:20210117131851j:plain久し振りに眺める海と潮の香り、たまには外にでて思いっきり深呼吸する事も必要だ。
2021/1/15