「八釼社」一宮市浅野八剱8

一宮市浅野八剱8
国道22号線を岐阜に向け「浅野」交差点を右折、浅野公園を左に見て歩道橋のある「浅野東」交差点を目指す。
この辺り何度も通過した事はあるものの、参拝目的で訪れた事はなかった。
息子を迎えに行く動機がなければ存在すら知る事はなかっただろう。

f:id:owari-nagoya55:20210206205025j:plain交差点の北側に鎮座する八釼社を訪れた。
道路沿いに南向きの社地があり、社号標と石の神明鳥居、参道の先には蕃塀もあるようだ。

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上は明治の頃とほぼ現在を比較してみた、当然ながら周囲は田畑が広がり点々と集落が点在する状況。
集落の北外れに「八釼社」の鳥居が記されています。
当時は淺淵村だったこのあたり、尾張浅野氏発祥の地とされ、信長に弓衆として仕えていた浅野長勝の屋敷(浅野城)があった。
浅野城(赤丸)は現在の浅野公園に築かれていて、曲輪、堀など遺構が残るようだ。
サツキが綺麗な公園らしいのでその頃訪れてみよう、今回は八釼社の参拝だ。

f:id:owari-nagoya55:20210206205041j:plain鳥居から参道を進むと常夜灯が立ち並ぶ、狛犬もいるようだ、左は社務所の様だ。
境内はここから右にも広がり鳥居と複数の社が祀られている。

f:id:owari-nagoya55:20210206205059j:plain蕃塀前で社殿を守護する狛犬
背筋を伸ばし姿勢がいい狛犬だ、胸板は厚く、どちらも口を開け、目線はやや上を見据えている。

f:id:owari-nagoya55:20210206205114j:plain石の蕃塀から鳥居方向の境内の眺め。
訪れたのが2020/12/31、あと数時間で新年を迎え、焚き上げの前準備も万端。

f:id:owari-nagoya55:20210206205131j:plain瓦葺きの手水舎。
こちらの神社の由緒は境内では見つけられなかった、後で調べればいいかと安直に考えていたがなかなか情報は得られなかった。
今思えば見過ごしてしまった左の石碑に由緒が書かれていたのかも知れない。

f:id:owari-nagoya55:20210206205147j:plain拝殿から社殿全景。
ここにも狛犬がいた。

f:id:owari-nagoya55:20210206205205j:plain子犬の様に丸々とした小さくて可愛い面々だ、こちらは口を閉じているな。

f:id:owari-nagoya55:20210206205221j:plain拝殿は切妻瓦葺で妻入り、屋根は軒に向かい緩やかに反っていく。
額はなく、飾りを避けた落ち着いた佇まい。では参拝させてもらいます。

f:id:owari-nagoya55:20210206205236j:plain本殿から幣殿、拝殿方向の眺め。
切妻の縦拝殿から幣殿が一直線に繋がる。
本殿は流造で5本の鰹木で千木は縦に削がれていて、良く男の神が祀られているといい、男千木とも呼ばれるようだ。
周囲を塀で囲われていないので全体の見通しがきく。
ここで本当ならば由緒を書きたいところだけれど、何も手掛かりがないので分からない。
分かっているのは明治には既に鎮座している事くらいです。
時間を見て記録を調べています、分かり次第追記しておきます。
創建 / 
祭神 / 

f:id:owari-nagoya55:20210206205251j:plain本殿の左に東を向いて鎮座する熱田社。
こちらも由緒は分からないけれど2016年に修復の手を受けたようです。

f:id:owari-nagoya55:20210206205308j:plain参拝を終えて蕃塀から鳥居方向の境内を眺める。
ここから左に見える神社幟へ向かいます。

f:id:owari-nagoya55:20210206205326j:plain八釼社の右に並ぶように鎮座する神社。
更に右は境内から側道に出る脇参道のようです。

f:id:owari-nagoya55:20210206205344j:plain明神鳥居の先に社殿が祀られている。

f:id:owari-nagoya55:20210206205359j:plain鳥居の先に石垣が高く積まれた本殿域に5社が祀られている。
手水は先程のものと共用のようです。

f:id:owari-nagoya55:20210206205416j:plain本殿域全景。

f:id:owari-nagoya55:20210206205431j:plain正面の大きな社殿は八雲社、その左右にそれぞれ二社が鎮座。

f:id:owari-nagoya55:20210206205448j:plain左の二社、奥から青石天神社、手前は秋葉社

f:id:owari-nagoya55:20210206205504j:plain左の二社は奥から八幡社、手前は唯一、鰹木と内削ぎの千木が施された神明社
何れも板宮造り。
纏めて賽銭投入、参拝。

f:id:owari-nagoya55:20210206205519j:plain本殿から鳥居方向の眺め。
こちらでどなたかにお逢いする事が出来ればもう少し分かったのだろうが、初詣を前に訪れる方は見かけなかった。
まあ、宿題としておこう、さてお迎え〃。

「八剱社」
創建 / 不明
祭神 / 不明
境内社 / 熱田社、青石天神社、秋葉社、八幡社、神明社
住所 / 一宮市浅野八剱8
車アクセス / ​名古屋市役所から国道22号線経由約40分