名古屋市守山区新守山 「天王社

今年も何処にも出かけられないGWとなりました。
人の集まる場所を避け、自発的な個の選択、それも息苦しくなってくる。

運動不足の解消と外気を吸いにJR中央線沿いを歩いている、前回は大曽根付近まで来て雨となり途中で引き返していました。
心がけが悪い様で天気が安定しない。
今日も晴れてはいるが黒い雲が漂う怪しい天気。
今回は大曽根から山田天満宮を左に見て矢田川を渡った下街道と中央線の間に位置する新守山方向を歩いてきました。

f:id:owari-nagoya55:20210502214807j:plain国道19号線沿いに矢田川に架かる天神橋を渡り右の堤防道路を進み、堤防下に下りて一筋目を左に進んだあたり、守山区新守山、旧町名だと馬場で見かけた光景。
周辺は民家が立ち並ぶ一画、地域のお花畑ではないでしょうが、土が露出した殺風景な光景よりは色鮮やかな花が咲き誇るこの光景は癒しにもなる。

f:id:owari-nagoya55:20210502214822j:plainその通りの先に花の色合いに劣らぬ程鮮やかな赤で塗られた覆屋が目に止まる。
守山で赤と云えば津島社か天王社と勝手に想像してしまう。

f:id:owari-nagoya55:20210502214842j:plain個人宅の間口の片隅に祀られているこの社、外観からは天王社か津島社なのか分かりません。
先生によれば天王社で良さそうです。

f:id:owari-nagoya55:20210502214858j:plainなんとなく以前は軒下で祀られていた屋根神さまの雰囲気が漂います。
だとすると熱田社や秋葉さんなどの札が収められているような気がします。
覆屋の手入れが良く、塗装が光り輝いている。
恐らくこちらの民家の方や町内の方々によりまめに修繕され、町の氏神さまとして地域の結びつきに重要な役割しているのでしょう。
左の枠にはフックが付けられている事から祭礼には提灯が掛けられるのだろう。
詳細は分からないけれど、町内のこうした小さな神社が綺麗に維持されているのを見ると地域の結びつきの強さが伝わってくる。

地域の守り神、通りすがりの者に由緒は不要かも知れない。
しかしここを行き交う次の世代に繋ぐためにも、今伝えられることを掲げてもいいのかも知れない。
2021/5/02

天王社
創建 / 不明
祭神 / 不明
所在地 / ​名古屋市守山区新守山
徒歩ルート / 市​営地下鉄大曽根から徒歩30分程
関連記事 / ​

owari-nagoya55.hatenablog.com


それにしても怪しい空模様同様、コロナの暗雲から抜け出す見通しが付きにくい。
片やカウントダウンだけは確実に進んでいく。