「八尾稲荷」瀬古東2

矢田川の堤を超えて国道19号線の東側を歩いて街角の天王社を二社参拝して来ました。
次は国道19号線の「瀬古中島」交差点から国道の西に向かい、下街道に向かいます。
くねくねとした見通しの悪い細い道が南北に続いています、それが下街道。

f:id:owari-nagoya55:20210521172457j:plain下街道に入り1~2分程で写真のように周囲に民家が立ち並び、細い道は縫うように伸びています。
目的地『八尾稲荷』は前方左、この道を更に北へ進むと東春酒蔵を経て、庄内川に至ります。

f:id:owari-nagoya55:20210521172513j:plain街道左に駐車スペース(確かではない)があり、小さな杜が見えます。
携帯のグーグル先生は暑さの為か今一つ案内がおかしい、この場所は「八尾稲荷」と表示して見たり「秋葉堂」と表示したりしている、少し休ませてやろう。
過去に東春酒蔵までは何度も歩き多少は方角は分かる。

f:id:owari-nagoya55:20210521172528j:plain『八尾稲荷』全景
右手に切妻瓦葺の建物があり、その左に石段がありその頂に社が祀られています。
境内は鳥居や稲荷を守護する狐の姿などありません。
過去歩いてきて存在に気付かなかったのはこうした外観もあるだろう。
グーグル先生の言う「秋葉堂」は恐らく右の建物をさしているのかもしれない。

f:id:owari-nagoya55:20210521172545j:plain石段の前にきて、社の前に白い陶器の狐の姿を見て漸く稲荷らしさを感じることができます。

f:id:owari-nagoya55:20210521172601j:plainこの時期、石段脇のサツキは盛期を過ぎ、風が通るたびに花びらが石段の上に舞い落ちています。
正面から取りたいところですが、周囲は民家が迫り石段の下から見上げて撮ってみました。
結構な高さがあります。

f:id:owari-nagoya55:20210521172617j:plain石段を上り参拝。
狐をアップで撮ってみると、手前の白い狐の後方にやや斜め上を見据える大きめの狐が祀られています。
右の狐は鼻の部分が欠け落ち痛々しいものがある。
この街道沿いにいつ頃から鎮座するのかよく分からない。
この辺りは街道沿いの宿場として賑やかな頃もあった、また周囲には田園も広がっていました。
そうした環境もあり商売繁盛、五穀豊穣の神さまが祀られているのかもしれない。

また、宿や農家が集まる集落は火伏の神も必要だろう。
右隣の秋葉堂?は建物の前までお邪魔するも、社は見当たらない。
建物の中でお祀りされているのでしょう、中が見通せないのではっきりしませんが「秋葉堂」でいいのかもしれない。

朱塗りの稲荷鳥居や玉垣がある訳ではなく、街道沿いの少し奥でひっそりと佇む感じです。
何気に素通りしてしまう。

『八尾稲荷』
創建 / 不明
祭神 /  宇迦之御魂大神
所在地 /   ​名古屋市守山区瀬古東2
新守西「天王社」から徒歩アクセス / ​国道19号線「瀬古中島」交差点の西
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