今年久し振り戸隠へキャンプへ、以来我家ではちょっとしたキャンプブーム。
ビンテージ物のテントや用品は不具合も多くメンテナンスに時間を費やす事が多い 。
子育て時代とは違い二人だけのキャンプ、用品のダイエットが必要になっているなか、意に反して新たに追加されたのがスキレット。
以前から家用としてかみさんが興味を持っていたが、ボンボンと机の上に並べられた黒いフライパン。
我家のキャンプブームに乗じて決断したようだ。
サイズは6.5インチ(16.5㌢)とやや小さめのものですが、家や二人のキャンプならこれで十分。
既にダッジオーブンはあるけれど、鋳鉄の鍋と蓋はとても重い。 それでもクリスマスの丸鶏、スモークと一時は活躍するけれど出番は自ずと少なくなる。
スキレットも同様で6.5インチ(16.5㌢)なれど蓋を付け片手で持ち上げると結構手首の筋トレになる。
総重量は約1.5㎏程と普通のフライパンと比べたらとても重い。 見た目は味があって、そのまま食卓に出しても洒落ていて魅かれるかもしれないが重さは覚悟が必要。
こうして現物を見ると既にシーズニングされている、これは助かる。
シーズニング
製品表面の酸化防止用のワックスを落として匂いを取り、オリーブオイルなどで新たに油膜を張りなおすセレモニーだ。
初めてのシーズニングはくず野菜などで野菜炒めをして済ませてもいい。
使用後はお湯で洗い、熱をかけて乾かしたあと、オリーブオイルなどを塗って保管する事になる。 結構手間のかかる代物なのも間違いない。
その代わり蓄熱性がいいので、焼いたり、カバーを乗せて煮込みなどする時に食材に熱がむらなく伝わり、幅広く調理ができる。
食卓のテーブルにフライパンがドンと置かれていると「今日はご機嫌斜め?」と思いたくもなるが、スキレットで置かれていると料理も冷めにくく感じが違う。
スキレットカバー内側のイボの様な突起、蓋をして調理をすると、素材の旨味を含んだ蒸気がカバー内面に沿って突起にぶつかり液化して再び素材の上に垂れて戻る仕組み。
この手のものは直火しか駄目だろうと思っていたがIHにも対応した製品もある、となれば家での用途も増えて使い込めば油切れもなく更に味わい深くなっていくだろう。
さあ、これがテーブルの上に乗るのはいつなのか、楽しみだ。 これを日常的に使いこなすようになると、腕っぷしではかみさんには歯向かえまい。