解体から保存に転じるか 「​嫩桂山久昌寺」

5月9日から解体が始まった​嫩桂山久昌寺。

ここ数日既に姿を消したと思っていた​嫩桂山久昌寺の解体について記事が取り上げられていた。
 文化財として見直す余地のある一部の躯体が見つかり一時解体が中断されたとある。
それによると濃尾地震で倒壊、再建された柱に創建当時の製材手法の痕跡を留めたものが見つかったと云う。

 一日で建物の原形が粗方消えてしまう今時の解体工事、その姿はとっくに無くなっていたものと思っていた。
傍らで見守られながらの解体だったようだ。

 解体後の跡地を市が買い取り、現在の公園を拡張整備する予定ですが、今後更に文化財としての価値が高まるような発見があれば保存の方向に流れを変える可能性もある。

弱小の寺社はどこも同じ道を歩み姿を消そうとしている。

 こうしたものに歴史的価値があり後世に残す舵取りをしたとして、どうやって運用し維持していくか悩ましいところだろう。
久昌寺跡地も市が買い取って公園として整備する計画だという。
 仮に保存とした場合、財政に負担を掛けず継続的に維持するためのビジョンを考えるのであれば、広く問いかけて欲しいものです。
解体続行となったとしてもオークションに掛けられるものがある、産業廃棄物処分場に送る前にサイトで公開するのもありだと思う。
 捨てる神あればなんとやら、一度久昌寺を訪ねて見ようと思う。

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