登録有形文化財の「西洋料理 明治の館」

2022/5/11
 日光東照宮を訪れた際に「西洋料理 明治の館」で昼食を摂った。
周囲を緑に包まれ、そこに佇む洋館と美味しい食事が印象に残ったので掲載しよう。
 明治の館へは、以前掲載した『日光東照宮』の御仮殿から宝物館方向に進み、左にある武徳殿の脇を通り過ぎ「東照宮正門大駐車場」の奥にある。

明治の館全景。

 石造りの洋館は明治時代、日本に滞在する外国人たちが日光の歴史、文化、自然に魅せられ次々にこの地を訪れ、別荘を設けました。
この洋館もその一つで、日本で初めて蓄音機・レコードの製造販売を行った日本蓄音機商会(日本コロムビアの前身)の創設者アメリカ人のF.W . ホーンが別荘として建てたもの。
 壁面全体は大谷石を積み上げたもので、洋の香り漂う趣のある建物。

1977年(昭和52)、明治の近代遺産の姿を残しつつ、「西洋料理 明治の館」としてオープンしたという。
 建物は2006年(平成18)、明治時代を代表する建造物として『登録有形文化財』に登録された。
場所柄もあり、ピークには多くの待ちがあるが大きなディスプレーに番号が表示されるので入口で待っている必要はない、木陰のベンチで涼んでいればいい。

通された席は二階、窓一杯に新緑が広がる。

 店内は明治の頃の洋館そのもので、照明も落とされ静かで落ち着いた雰囲気。

ランチョンマットは店舗の正面全景。

写真は5/11時点のメニュー。

 値上げの嵐が吹きすさぶ今のご時世、最新のメニューは以下だった。
Main Menu
魚料理
虹鱒のムニエル明治の館風¥1,870
帆立貝とほうれんそうのバターソテー¥2,310
八汐鱒のムニエルハーブソース¥2,530
真鯛のムニエル ブラウンバターソース¥2,860
車海老のフライ タルタルソース¥2,860
西洋寄せ鍋(ブイヤベース)¥3,190
ライス&パスタ料理
オムレツライス¥1,870
ビーフカリーライス¥1,980
ハヤシライス¥2,090
エビマカロニグラタン¥1,980
スパゲティミートソース明治の館風¥2,090
ライス又はパン¥220

肉料理
赤地鶏のクリームシチュー¥1,870
ビーフハンバーグステーキ¥1,980
ロールキャベツ¥1,980
ミンチカツレツ¥2,090
仔牛のカツレツウィーン風¥2,640
タンシチュー¥2,640
ビーフシチューの壺焼き¥2,640
和牛テールシチュー¥4,950
シャラン産鴨のソテー味噌ソース¥2,860
ラムロースト グリーンペッパーソース¥2,860
ミニッツステーキ(リブロース)3A級 ¥4,400
サーロインステーキ(200g)3A級¥5,500
テンダーロインステーキ(160g)3A級¥6,050
特撰とちぎ和牛サーロイン 5A級(200g) ¥9,350
特撰とちぎ和牛テンダーロイン 5A級(160g)¥11,000
 
メイン料理(魚・肉・ライス&パスタ)に、 以下のAセットまたはBセットを組み合わせる事ができる。
Aセット
+ ¥1,650
本日のスープ
サラダ
ライス又はパン
チーズケーキ(ニルバーナ)
コーヒー又は紅茶
Bセット
+ ¥2,750
本日のオードブル
本日のスープ
湯波と干瓢のサラダ
ライス又はパン
チーズケーキ(ニルバーナ) and Sherbet
コーヒー又は紅茶

オーダーしたのは虹鱒のムニエル明治の館風¥1,870、かみさんはオムレツライス¥1,870となか〃のお値段だが、落ち着いた雰囲気と綺麗な外の景色を眺めながら食事が摂れることを思えば妥当なところか。

虹鱒のムニエル明治の館風、スープはカボチャとカリカリのパンが付く。
 日光に来て以来ずっと食べてばかり、正直ボリュームがある。

セットのサラダやチーズケーキはかみさんにお任せする。
 スープは手間をかけた優しい味でパンとの相性がいい。
ムニエルは皮目がカリッとしてソースもさっぱりした味わいで美味しく頂ける。

 ムニエルは自分でも良く作ったが、その場合ソースは素材に直接かけない派。
ステーキも同じですが、理由は皮目や焼き目のカリカリ感がなくなる、ただそれだけの理由だが、かけなきゃいけないもんなんだろうか。
 魚に限らず皮目が一番おいしいと思う、カリカリに仕上げるには手間もかかるだけに何かもったいない。

セットのチーズケーキはかみさん曰く爽やかな甘みで美味しかったとの事。

 ゆっくりと時が流れる日光、文明開化の香り漂う空間でゆったりと味わう美味しい昼ご飯、最高の贅沢かも知れない。

 
明治の館
営業時間 / 11:00~19:30
定休日 / なし
☎ / 0288-53-3751
所在地 / ​栃木県日光市山内2339-1
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