天王社 (春日井市大泉寺町)

春日井市​大泉寺町で見かけた「御嶽神社」に参拝させてもらいました。
 今回はその道すがらで見かけた「天王社」を掲載します。
名古屋から車だと国道19号線「春日井インター東」で豊田・瀬戸方向に右折、国道155号線を東進します。

目的地「天王社」は「大泉寺町」交差点の南角に鎮座しています。
 交差する通りは下街道でセンターラインのない対面通行の細い道です。
その下街道に入るためこの交差点で左折したのですが、その際角っこに覆屋を見かけ日を改めて訪れてきました。

大泉寺町交差点角に鎮座する「天王社」全景。
 右手の道路は155号線「春日井インター東」、手前の通りが下街道で二つが交わる辻にあたります。

覆屋の左に隣接するのは大泉寺消防器具庫。
 郊外にでると、こうした消防施設や集会所に併設し、天王社や津島社、秋葉社が祀られている姿を目にします。

コンクリの保管庫と一体となる様に建てられた覆屋は、北側と東側が吹き抜けのもので、中に東を向いて祀られた社の姿がある。
 妻入りの覆屋、軒下にステンレスの額縁に天王社と刻まれた石板が組まれた洗練された意匠の扁額が掛けられている。

覆屋。
 扁額と社全景。

赤い屋根の板宮造りの社で手前の枡に賽銭を入れ、参拝。
 …下の息子の資格取得、受かりますように…、今日ばかりは神に縋りたい。
ん?専門が違うか。

社頭には年月を経た石灯籠二基と石の幟立てが立っている。
 手前の燈籠の寄進年は分からなかったが、もう一方は安政3年(1856)としっかりと読み取れた。

安政3年(1856)寄進の常夜灯。
 反対側には「金毘羅大権現」と彫られていた。
海や川が近い訳でもないが、下街道を行き交う者の旅の安全を願い村が祀ったものなんだろう。
 金刀比羅宮と天王社(津島神社)の二社が祀られているのか、ある時から天王社だけに変ったものか定かではないがこの場では「天王社」と表記します。
いずれにせよ、下街道沿いに安政の頃より祀られて来た大泉寺集落の氏神さまのようです。

天王社
創建 / 不明
祭神 / 不明
所在地 / 春日井市大泉寺町942
参拝日 / 2022/10/23

 周辺に駐車余地はありません、御嶽神社付近の​八幡社参拝駐車場​があるので合わせて参拝がお勧め。

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