『稲荷神社』土岐市鶴里町

前回掲載した銀幣社 白鳥神社から車で僅か1分程の距離にある妻木川の対岸に鎮座する稲荷神社に立ち寄りました
白鳥神社から国道を西に向かい、一本目の道を左に入ると森の中に赤い奉納鳥居が連なる社頭が見えます
参拝者用の駐車場はないため、通行の妨げにならない路肩に駐車することをお勧めします

国道から左折すると写真の社頭が目に付くはずです

社頭全景
神明鳥居の右手に「稲荷神社」の社標(昭和30年10月寄進)と手水鉢があります

鳥居をくぐると、稲荷の使い狐が鎮座しています
その先には、奉納鳥居の連なる石段が山の奥へと伸びています

柿野の里山にありながら、多くの鳥居が奉納されています

最初の石段を上りきると写真のように平坦な境内が現れます
手前の石標には「施主 上郷中」とあります・・・?
鎮座地は現在鶴里町となっていますが、ここから少し北に妻木町上郷地区があり、以前はその一部に属していたことを示しているのかもしれません
上郷地区の城山には土岐頼重が築城した妻木城址がありますが、その4代目頼照は妻木氏と称し代々居城したと云われ、万治元年(1658)に城は廃城となったようです

常夜灯の先に覆屋が見えてきます

左手の石標は明治44年(1911)に寄進されたもの
当、稲荷神社について調べて見ましたが由緒等を知る手掛かりは得られませんでした
また岐阜県神社庁の一覧に当神社は掲載されていなかった
社頭の鳥居の寄進年が新しいので、創建時期は新しいものと思いましたが、「施主 上郷中」の石標やこの石標などから、創建は明治以前に遡るのかもしれません

覆屋全景
中には流造の本殿が祀られ、左に廿二夜塔が立てられています

鶴里の田畑を見下ろす様に祀られる本殿
祭神は定かではありませんが、恐らく倉稲魂命であろうと推測します

廿二夜塔
建立は明治34年(1901)と刻まれています

稲荷神社社殿全景
集落から離れていますが、綺麗に手入れされ、今も崇敬されているようです

稲荷神社
創建 / 不明
祭神 / 倉稲魂命
境内社 / ・・・
例祭 / 不明
所在地 / 岐阜県土岐市鶴里町柿野
銀幣社 白鳥神社から車アクセス / 神社から国道363号線を戻り一本目で左折、​約1分​​​ 
参拝日 / 2024/04/18
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