先般かみさんがイタリア旅行に行った際、土産に買って来たビアレッティ モカ・エキスプレス。
外観だけ眺め、その後出番もなく箱に入ったままで眠っていた。
梅雨もゴールが見えて来て、キャンプを楽しみつつ一宮巡りも計画している。
という事で、現地で困らないためにも予め使い勝手を試してみた。
独身時代のキャンプの時は主にサイホンを愛用していましたが、移動中の荷崩れでフラスコを割って以来、家専用となり、結婚後はペーパードリッパーでcoffeeを入れていました。
しかし、紙を使うとゴミが増え、消耗品もあるので、持っていき忘れて飲めなかった事も何度かありました。
ビアレッティ モカ・エキスプレスは以前から気になる存在でした。
国内でも手に入るので、円の価値がない今、買ってくる必要はないと言っていたのですが、現地で一目惚れして衝動買いしたらしい。
下がそのビアレッティ モカ・エキスプレス2cupの現物。
ビアレッティは創業1933年とイタリアでは一家に一台は必ずある代物で、現地の人は小さなカップに一杯飲んで仕事に出かけるらしい。
素材はアルミニウム製でこのタイプはIHには対応せず、直火で使うもの。
なのでこれは育てるコーヒーメーカーです。
新品なので銀ピカである意味綺麗ですが、これが黒ずんで、内部にもcoffeeの色が付く様になれば一人前。
2カップ用のサイズは上の幅が取っ手込みで約14㌢×底部が約8㌢×高さ14.5㌢程。
本体構造は写真左の水を入れる八角形のものがボイラー、coffee豆を入れるロート状のバスケット、右側のサーバーと呼ばれる物の三点構成。
この2カップ仕様で約80CCのcoffeeがサーバーに抽出されます。
本体重量は約300gで手のひらサイズのコンパクトで持ち運びにも便利です。
使用していくなかで消耗品となるのがサーバーとボイラーを密閉する白いパッキン、これがどの程度耐久性があるのか今は未知数ですが、廃棄物はバスケットに残る残渣のみで、キャンプ準備ではcoffeeと水、コンロがあれば事足ります。
少なくても紙の在庫確認は不要。
初めて使用する際は内部のアルミ粕を除去するため、三回程テスト抽出して欲しいと書いてあります。
使い方は規定量の水をボイラーに入れ、バスケットの面まで豆を入れボイラーにセット、最後にサーバーとボイラーを締めこんで完成。
この状態でコンロに載せ、弱火で過熱するボコボコと音がすれば、抽出され始めた合図。
上は抽出中のサーバー内の様子。
中央の突起から抽出液が出なくなればボイラーの水が全て抽出された証。
後は火を止めて、カップに注げは「ハイお待ち、美味しいコーヒーの出来上がりだよ」。
手入れは洗剤や金属たわしでゴシゴシは厳禁。
水で手洗いするだけでOK、煤とcoffeeの色を付けていくのが使い込んだ証となります。
今回はテスト抽出だけで味わっていませんが、豆を挽いて高圧抽出しているので美味しいことは間違いない。
軽い・丈夫・コンパクトなので軽のグーローブボックスでも入りました。
年齢を考えればツールは整理しなければいけないのですが・・・