廣澤天神から北上し東海環状自動車道を越えたところで右折し、高架を南下します。三叉路で左折し、県道349号線を150m進んだところで、細い路地を右折すると猿投町地家の秋葉神社に到着します。移動時間はおおよそ10分です。

左の塔は県道からでも見えるので目標になると思います。

上の地図の左は明治24年頃のもので、鎮座地の地家 秋葉神社を赤枠で示しています。
ここまで来ると数分もあれば猿投神社の社頭も見えてきます。
当時の地図には鳥居の印もなく、比較とする現在の地図にも示されていません。
秋葉神社について調べて見ましたが、愛知県神社庁、西加茂郡志や豊田市の解説にも触れられておらず、由緒創建時期については全く分かりません。
なのでここに秋葉神社があります程度の参拝して来た情報以外のものがありません。

鎮座地は県道東側の果樹園が広がる高台にあたり、社頭から南を眺めると東海環状自動車道の高架が延々と続いています。

秋葉神社社頭全景。
県道からここに至る迄に鳥居はなく、見落としているかもしれませんが社標も見当たらなかった。
県道から狭い道を上ってくると、車の駐車余地、転回スペースが心配になりますが社地左側が広場になっておりこちらで駐車も転回も可能です。

境内の全景。
社地右手に寄進年不明の一基の常夜灯があり、竿には秋葉山、大明神と彫られています。
その後方に手水鉢が置かれています。
社殿は中央の舞殿と奥に本殿・境内社・役行者などが祀られています。

常夜灯と手水鉢。
珍しい形のもので、寄進年を探しましたが分からなかった。

舞殿から本殿方向の眺め。
舞殿には建立や再建時期を知る棟札はなく、お手上げです。

本殿、境内社の全景。
石の祠や板宮造りの社が横一列に配されています。

左の山神様。
春になると里に下り田畑に豊穣をもたらし、秋を迎えると再び山に戻る山に宿る神さまで、農村地では大切にされる神様。

その右手の二つも山神様でした。
これは…、周辺の開発によりここに遷されたものだろうか。

石の社は文字が見当たらず詳細は不明。
右の板宮造りの社も社名札はなくよく分からなかった。

その右の大きな社が恐らく秋葉神社だと思われます。

境内の右側の二社。
左の小さな石標には文字が刻まれていましたが、○○大明〇としか読み取れず、詳細は分からなかった。
右手の覆屋には一体の石像が安置されていました。

中には高下駄を履いて坐る役行者像が祀られていました。

全く詳細は掴めなかったが、猿投神社の社頭南にあたり、東西に長い地家地区のほゞ中心に鎮座する秋葉神社、集落の金運や招福・防火の神として、多くの山の神と共にこの地の守護として祀られたものだろう。
今回の猿投山周辺の神社巡りはここ秋葉神社で終わる事にして、改めて八柱神社など訪れる事にします。
地家 秋葉神社
創建 / 不明
祭神 / 火之迦具土神
境内社 / ・・・
所在地 / 豊田市猿投町地家75
車アクセス / 広沢天神から秋葉神社移動時間約10分
参拝日 / 2024/06/07
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