人生最後の車選び シエンタに決定

問題児ハスラーとの決別の続きとなる今回はデリカの下取り価格と次の車となる予定のフリードとシエンタの商談について。
そもそもこの二車選択に当たって、実家の両親の乗降性、万が一にもかみさんが運転する場合を想定すると、4駆の大きな車体とコラムシフトの運転は難しい。
しかも自分やかみさんも、高い座席へ上るのに「よっコラショ」の声が出るようになった。

上は某デーラーの下取り価格算定根拠として出してきたもの。
ハスラーは71万で既に売却済み。
残るは21年間乗ったデリカの下取りとなる、20万とのこと。
ここで、ハスラー同様に一括見積に出したところ、下はこの20万から上は某社の41万と20万の差がでた、しかもその業者はこの先さらに走り込んでも下落する事は少ないと出た。
所謂付加価値と希少性が評価されているようだ。

ならばこの下取り額を指標にメーカーと交渉するが、なかなか40万までは届かない。

現行フリードは2024年のモデルチェンジで最新のもので、候補はクロススターHEVモデル。
試乗もしましたが、セカンドシートをフラットにした場合、荷室はフラットになるものの、後席座面が全席後方に立って残り室内長が狭められる、後部荷室とシートの隙間を埋めるためのボードを付けなければならず、完全なフラットではない。
気になる点
車椅子の収納を念頭に入れているため、床が低くリアゲートの開口が大きく、慣れないと体にあたる。
良い点
荷室のボード下の床面に窪みがあり、テントやタープくらいなら縦に収容できる空間がある。
装備としては最新式のため電子サイドブレーキが運転席中央に付くので、万一の時は助手席で車が止められる。

outdoorをイメージさせるネーミングとCM作りですが、荒れたキャンプ場など気を遣うので普通の乗用車と見るべきだろう。
クロススターは3ナンバー登録となり、その要因はフェンダー周りの樹脂ガードの影響だけで、室内的にはなんらメリットはない。

フリードクロススターHEV見積。(下取りはハスラー金額)
この車とにかく後付けするものが多く、それら部品代・取付工賃がプラスされるので合計金額は400万近くの車になる。
課長クラス対応の値引きは一声3万。
ここに先程のハスラー下取り50万が加わり、それでも330万の出費となる。
ハスラーは既に買い取り業者に71万で売却済みなので、デリカを下取りとした場合360万となる。

結論として価格に見合う程、外観・内装に優位さがなく、値引きも渋いので、しばらく待った方がいい。

現行シエンタは2022年のモデルチェンジ。
そろそろこなれて不具合は抽出された車と思われ、グレードは3グレードあり、上級グレードZ、G、Xがあり、街中でもよく見られ大半がZグレードのようだ。
我が家は中間グレードのG・HEVを候補にしています。
ZとGのどちらを選択するかは、外観のフロントのキラキラやテールランプのデザインを好むかどうかだと思います。
かみさんはそれら受け入れられないのでGグレードで交渉。
アルミホイールのデザインも好みでないのでノーマルホイールとした。

シエンタの良い点
セカンドシートがフラットに収納されるので凸凹は少ない事。
荷室は若干狭くなるが、全席と荷室に余裕があるので、その空間を板等で埋めれば就寝スペースが広がる。
全車は5ナンバー登録となります。

気になる点
前席のドア開閉ノブが使いづらそう、オプションのカーテンが後席以外マジックテープ。
サイドブレーキが今もフット式。
余程整備されたキャンプ場でなければ行けないかもしれない。
落石ゴロゴロの林道も相当気を遣いそうな車。

両車に通じるマイナスポイントがスペアタイヤなし、最低地上高が低い、あと2センチ高いと有難い。
評価できるのは、女性を対象とするためか両車ともに運転もしやすく、ハンドル操作はどちらも軽く、特にフリードは軽すぎる印象すらあった。
街乗りではなんら不満はないと思う。

結論として、マイチェンの噂もあり(その際電子サイドブレーキになるとも)、値引きもそこそこ期待できる。
拘りが無く二車を選択するなら、シエンタかと思います。

一方のシエンタは同じ内容を求めた場合、既に標準で付いているものもあり、取り付けるものは減る。
値引きは一声53000円、2年経過しているが強気の価格だ。
一般営業職の値引き枠上限は10万で線が引かれています。
見積当時の値引きが5万。
ここに同じデリカ下取り20万の相場価格が加わる事になり。
総額は約260万となる。
車両総額でフリードとはざっくり100万の差がある。

そうして見ると外観からクロススターにその差があるかと言えば、値段の割にチープに感じてしまうのは自分だけか。
値引きの渋いクロススターは今しばらく待った方がいいのかもしれない。
購入候補としてクロススターはここで対象外となり、シエンタ1本で交渉を行い、最終的に下取り値引き込みで50万を車両総額から割り引いてもらいシエンタG・HEVで契約しました。
因みに同クラスの中古車価格が250万前後なので頑張ってくれたと思います。

長年ノントラブルでどんなところでも連れて行ってくれたデリカ。
スタックする車を助けた台数は2台。
そんな相棒ともあと少しの付き合いとなり、20年の出来事が浮かんでくる。

納期は来年春、その間はデリカで野山に出かけられる。
本音はまだ〃乗りたいが、部品供給も難しくなり、長年乗るなと云わんばかり、ストックで買っておいたパーツを最後の御奉公で交換してやるかな。
今の税制や部品供給体制は長年乗らず、買い替えろと云わんばかり。
脱炭素・エコと称して大陸の安価なEVにまで補助金を垂れ流し買換えを促すが、EVはまだ未成熟。
車が変わると、キャンプや山岳路、雪道では意識を改めないと痛い目に遭いそうですが、20代から続いた4駆とオフロードも卒業する時がきた。

二回に別けて記載しましたが、この二車の新車を選択している方、愛車を手放す方、なにかの参考になれば幸いかと。

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