愛知県 知多四国巡礼:近崎神明社

知多四国1番札所、曹源寺から2番札所に向かう途中、大府市神田町に鎮座する「近崎神明社」に立ち寄ってみました。
今回はこちらを紹介いたします。
この神社は、曹源寺から約35分ほど南の県道57号線北崎交差点西側に位置しています。

近崎 神明社社頭全景。
社頭右には「村社 神明社」の社号標が立ち、石の神明鳥居から先の参道は正面の拝殿まで真っ直ぐに続いています。
鎮座地の神田町はかつて近崎と呼ばれ、明治24年(1890)当時の地図では、北崎村近崎に鳥居が記されています。

古代には衣浦湾が目前に迫る岬に位置した地域で、近崎は師崎、亀崎と並び「知多の三岬」と称されていました。

境内から眺める社殿全景。
主な建物は右側に神楽殿、中央に拝殿・本殿、左側に手水舎・社務所があります。
また、本殿の左には祖霊社と県社・八龍社・山之神社の三社相殿が祀られています。

境内左の手水舎・社務所
境内には一足早い、春の彩りを見られました。

境内には由緒書が見当たりません、尾張名所図会・大府市誌などを確認したところ、この神社の記述は見られませんでした。
江戸時代後期の天保15年(1844)に纏められた「尾張志」には“神明社、 八龍宮・縣神相殿二社、近崎村にあり”とありますが、創建年などのは記されていませんでした。
また、天保12年(1841)の近崎村絵図にも神明宮の名が見えます。
創建はおそらく江戸時代中期以前まで遡ると思われます。

愛知県神社庁に祭神の天照大御神豊受大神倉稲魂命伊弉諾尊伊弉冉尊と祭礼・氏子域の記載があるため、本ブログではそちらを尊重してお伝えします。
明治5年(1872)、村社に列格、昭和20年(1945)三河地震、昭和34年(1959)には伊勢湾台風と被災し、その後再建されたものが現在の社殿のようです。

楽殿

神明造の拝殿と狛犬

本殿右から眺めた社殿全景。
拝殿・幣殿・本殿がひとつながりで、本殿は内削ぎ千木が載る神明造、拝殿は6本の鰹木に内削ぎ千木が載ります。

本殿左側の境内社、県社、八龍社、山之神社の相殿。
尾張志に八龍宮・縣神は記されていますが、山之神社が祀られた時期は分かりません。

祖霊社。

拝殿から社頭方向の眺め。
広い境内には桜が植えられ、例祭が行われる10月には、この広い境内で駆け馬まつりが行われるようです。


近崎 神明社
祭神 / 天照大御神豊受大神倉稲魂命伊弉諾尊伊弉冉尊
創建 / 不明、天保12年(1841)以前
境内社 / 県社、八龍社、山之神社、祖霊社
氏子域 / 神田町、北崎町
例祭 / 10月第2日曜日
所在地 / 大府市神田町6-112
参拝日 / 2025/01/25
曹源寺から近崎神明社 / 県道57号線を南下、​2.6km、35分​ほど
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