小牧神明社から県道197号線を小牧山南側に向け歩いて行きます。
今回は小牧山南麗に鎮座する愛宕社を取り上げます。

小牧神明社から小牧山までは徒歩15分ほど。
家々の間から小牧山の頂に聳える小牧山歴史館の姿が見え隠れする。

愛宕社社頭全景。
愛宕社は県道197号線沿いの小牧山南麗に社頭を構え、県道を隔てた南側が小牧市役所になります。
小牧山に向けて歩道から石段が上へ続き、途中に石造明神鳥居を構えます。
山の斜面を二段に分けて整地され、一段目の社地には忠魂碑が建てられており、愛宕社は更に石段を上りきった二段目に社殿があります。

一段目の社地から正面の愛宕社と右手の忠魂碑。

忠魂碑。

忠魂碑由来。
日清戦争、日露戦争、満州事変、日中戦争、太平洋戦争と幾多の戦役で家族や祖国繁栄の為に亡くなられた、市内出身の戦没者1380余名の御霊を祭祀するもので、大正11年(1922)に創建されたもの。
小牧山の高台から故郷の小牧市街の繁栄を見守り続けている。
先の戦争で日本は圧倒的国力差に敗戦、占領国となった日本は、独立までの6年間占領軍から自治体による護持祭典を禁じられ荒廃が進んだが、平成16年(2004)に再整備されたもの。

二段目の社地に続く石段から愛宕社の眺め。

小牧山中腹に鎮座する愛宕社の全景。
玉石を積んで本殿域が築かれ、全周を板塀で囲った本殿域に三社が祀られています。

「この社には左記の四神社が祀られています
愛宕社
祭神 火具土命
京都の愛宕山頂にある愛宕神社を総本社とする愛宕信仰の社。
火伏せ・防火の神を祀り、火難除けや盗難除けへの信仰が厚い。
八幡神社
祭神 保武別命
八幡神を祀る神社で「八幡さま」と親しまれている。
悪霊防除などの霊力で厄除け、病気平癒、家運隆昌や子宝・安産など巾広いご利益がある。
白山神社
祭神 菊理姫命
日本三名山のひとつ白山をご神体とする山岳信仰。
生活に不可欠な「命の水」を供給してくれる神々として座しています。
御嶽神社
祭神 国常立尊、大己貴命、少彦名命
御嶽山の山岳そのものが神であるという御嶽信仰に起源し、 その信仰には「御座をたてる」と称する神がかりによる病気治療やト占(ぼくせん)信仰があり御嶽講として庶民に普及しています。」

本殿域の板宮造りの三社。
残念ながら社名札がなく、どの社がどの神社なのかはっきりしない。
恐らく中央が愛宕社で、岩が組まれた左の社は御嶽、白山神社、右が八幡神社だろうか。

各々の神社の創建時期は定かではありません。
しかし、江戸時代後期に纏められた尾張名所図会の挿絵に描かれている小牧山には、現在の愛宕神社鎮座地に白山とありますが、他の社は山頂付近に祀られていたようです。
今祀られている社が、山頂付近のものを遷座したと仮定すると、創建の歴史は古く小牧城築城時まで遡るものかもしれませんね。
