東広瀬の弁財天を後にして県道355号線で矢作川左岸を下っていく。
鬱蒼とした県道も、平手地内に入ると民家が見えはじめ視界が広がってきます。
今回の目的地、東広瀬町大根に鎮座する秋葉神社は、平手地内の三叉路で左折し廣済寺方向に向かいます。
左側に廣済寺の寺号標と秋葉神社の社標が見えてきたら左折し、住宅街の中を高台に向け上っていきます。

東広瀬町大根に鎮座する秋葉神社社頭。
交差点の角の石段はその先の明神鳥居を経て、正面の小高い丘に向け参道が続きます。
交差点の角の石段はその先の明神鳥居を経て、正面の小高い丘に向け参道が続きます。

鳥居から参道の眺め。
参道は鳥居の先で右手の車道とひとつになり境内に向かって上に伸びている。

参道。
この先を曲がるとすぐに広い境内に至ります。


瓦葺・切妻造の平入拝殿は腰板のつく四方吹き抜けのもの。
秋葉神社について愛知県神社名鑑(1992)では以下のように記されています。
『十五等級
秋葉社 旧無格社
鎮座地 豊田市東広瀬町大根三四番地
祭神 迦具土命
由 緒 創建は天明5年(1785)2月14日と伝える。
天保13年(1842)11月、境内石垣を造成した。
明治6年5月、据置公許となる。
同44年9月社殿を修復し、大正9年12月25日、拝殿を造営した。
例祭日 10月第3日曜日
社殿 本殿 神明造、覆殿、拝殿
氏子数 150戸』
秋葉神社について愛知県神社名鑑(1992)では以下のように記されています。
『十五等級
秋葉社 旧無格社
鎮座地 豊田市東広瀬町大根三四番地
祭神 迦具土命
由 緒 創建は天明5年(1785)2月14日と伝える。
天保13年(1842)11月、境内石垣を造成した。
明治6年5月、据置公許となる。
同44年9月社殿を修復し、大正9年12月25日、拝殿を造営した。
例祭日 10月第3日曜日
社殿 本殿 神明造、覆殿、拝殿
氏子数 150戸』

拝殿から本殿域の眺め。

右側の社務所と一体になった覆殿。

覆殿前を守護する狛犬は平成4年寄進のもの。

覆殿は瓦葺の切妻造妻入で奥に本殿と境内社二社が祀られています。

迦具土命を祀る秋葉神社と境内社(社名不明)、左側に小さな大黒様が安置されています。

覆殿から拝殿の建つ境内の眺め。


右側に粗く削り出された手水石があり、その後方にはふたつの山神が祀られています。

鎮座地の東広瀬町は江戸時代三河国加茂郡東広瀬村で、すぐ北側を流れる矢作川の浅瀬に開けた地形にあったことからその名がついたとされます。
江戸時代末期の東広瀨村の火防・開運を祈願し祀られたのがはじまり。
本社は金色の鳥居が印象的な静岡県浜松市の秋葉山本宮秋葉神社。
創建以来、何代にもわたり受け継がれてきた神社です。
江戸時代末期の東広瀨村の火防・開運を祈願し祀られたのがはじまり。
本社は金色の鳥居が印象的な静岡県浜松市の秋葉山本宮秋葉神社。
創建以来、何代にもわたり受け継がれてきた神社です。
『秋葉神社』豊田市東広瀬町
創建 / 天明5年(1785)
祭神 / 迦具土命
境内社 / 御嶽山大神、山神、不明社
氏子域 / 東広瀬町
例祭日 / 10月第3日曜日
所在地 / 豊田市東広瀬町大根34
弁財天から秋葉神社まで・車ルート / 県道355号線で下流に1.4km、東広瀬町大根地区まで5分ほど。
参拝日 2025/9/8