慈光寺門前から左に進み50mほど先の左側に45番札所尾風山 泉蔵院に続く石段が現れます。
海沿いの国道沿いから、急なスロープを上ると本堂脇から境内につながる脇参道がありますが、写真のこちらが本来の入口と思われます。

45番札所 尾風山 泉蔵院入口全景。
内海海岸に迫り出した前山の西端に位置し、前山の丘陵が背後に迫る場所に鎮座しています。
石段の正面に宝篋印塔があり、右手方向の参道の先に伽藍が広がります。

宝篋印塔、年代は見ていません。


泉蔵院は弘法大師巡錫の霊跡として知られる井際山観福寺の一坊・泉蔵坊として神亀年間(724~729)に僧行基が創建したと伝えられています。
室町時代初期に、内海城主一色氏により鎮守堂として城内に移転されました。
内海が廻船業で栄えた時代はその旦那衆が講員に名を連ね、文化7年(1810)に再建された金毘羅堂は、内海廻船組を主宰した前野小平治の寄進により建立されています。
御本尊は行基菩薩の作と伝えられる秘仏の阿弥陀如来、薬師如来。
ともに行基の自作とされ、信者が、今の人生と来世の両方で安らかに過ごせるように願って、二体の仏様を並べて丁寧に安置した」とされます。
また、泉蔵院は祈願が成就するという通称「だるま弘法」として親しまれ崇敬されています。

参道左側の見上げる高さの山肌に堂があり、内部に三つの社が祀られているようですが詳細は分かりません。
この背後の頂に一色城址があります。

拝所から堂を見上げる、欄間の細工も手が込んでいます。

正面の本堂と右手の弘法堂。

本堂の山号額「尾風山」。
現在の本堂は延宝4年(1676)に再建された、入母屋瓦葺のもので妻側に向拝を持つもの。

目入り達磨が安置された本堂内の眺め。

本堂から右手の45番札所弘法堂の眺め、安置される大師像は「だるま弘法」と呼ばれるようです。

みだやくし なはいろいろにことなれど とうきふやくのじがんとぞしれ
愛知県 知多四国巡礼 第7回:45番札所 尾風山 泉蔵院
宗派 / 真言宗豊山派
開山 / 梅山和尚
開基 / 724~729(行基)
本尊 / 阿弥陀如来・薬師如来
札所 / 知多四国45番札所、南知多観音霊場三十番札所
所在地 / 知多郡南知多町内海南側69番
慈光寺から泉蔵院 / 慈光寺門前から左に50m先の左側。移動時間1・2分
参拝日 / 2025/9/30
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過去記事
・知多郡南知多町豊浜 『成道山 光明寺』
