後開催 第八回歩いて巡拝 知多四国の最終札所を回り終え、ゴールの常滑駅に向かう道すがら常滑市栄町
で神明社を見かけ立ち寄ってみました。

鎮座地は宝全寺から北に延びる常滑街道沿いにあたり、常滑の街を見下ろす高台に神明社の杜が息づいている。

神明社社頭。
右に社標、左に手水舎があり、高台に続く石段の前に神明鳥居を構えている。

石造の一ノ鳥居。
両脇には神馬像と陶製の大きな狛犬が参拝客を見届けている。

角を持つ吽形は柴山清風(1901~1969)氏、阿形は片岡武正(1901~1964)氏の作品で、どちらも子供の背丈ほどの高さの凛々しい姿をしています。
右手の由緒の内容は以下。
『社名 神明社。
祭神 天照皇大御神、豊受姫大神。
例祭日 4月第2日曜日。
神明社が創祀されたのは明応3年(1494)に瀬木の千代の峯に祭られていた古社が三社に分祀された時である。
常滑浦という大きい入海が、山から流れてきた土砂によって陸地化が進んだことや、政治的変化の影響を受けて西之宮とも称せられた神明社、高宮とも称せられた常石神社、中宮とも称せられた大善院鎮守社の三社に分祀されたと云い伝えられている。

社殿に続く石段、そこそこ急で、踊り場も無いので疲れ切った足にはきついものがある。
石段の先に二ノ鳥居も見えているので、あと少しひと踏ん張り。

ニノ鳥居から境内正面の拝殿の眺め。
木造の神明鳥居は柱と笠木の一部が銅巻きされています。

境内右の日輪遥拝所。
神明社にはこうした遥拝所が複数あります。

境内右の社務所。



拝殿額。
昭和61年に本殿、幣殿、拝殿が造営されたとあるので、その際に新たに作られたものだろうか。

拝殿内から幣殿の眺め。

境内左手の伊勢神宮遥拝所。

その右に神武天皇遥拝所。

その右隣りの金刀比羅社遥拝所。

本殿左の脇参道にある手水舎、子供を背に乗せた鯉の龍口がありますが清水は注がれていなかった。

手水舎右の境内社四社相殿には恵比須社、香良須社、猿田彦社、多賀社が祀られています。

本殿右の境内社。
左から秋葉社・八幡社の相殿、御鍬社・白山社・津島社相殿、金刀比羅社・山神社相殿と整然と祀られています。
本殿は神明造で内削ぎの千木が付き、鰹木は6本と思われます。

参拝を終え下界に戻るとします。
ここから階段を下るか、拝殿右から駐車場に出て車道を歩くかの二択。
迷わず後者を選択。

上は駐車場脇に掲げられていた文政2年(1819)の北条村・瀬木村・常滑村村絵図。
由緒に記載されている高宮・中宮の位置を破線、西宮の位置を実線で囲ってみました。
現在と比べると、すぐ目の前まで波打ち際が迫っていたことが分かります。
下は由緒に書かれていた六台の山車、何れも大きな山車なのが良く分かる。
さあ、常滑駅に向かおう。

登り窯焚口。
所在地 / 常滑市栄町6-208

でんでん坂。
所在地 / 常滑市栄町4-75
常滑駅に10:00に降りたち、11kmを歩き、再び駅に戻ったのは16:00を過ぎていました。
なかなか距離もあり、それに伴い立ち寄りポイントの多い楽しめるコースでした。
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