大阪 四天王寺

大阪四天王寺を訪れる
JR天王寺駅前から幾分上り気味の谷町筋歩道を15分程歩くと「四天王寺前」交差点、すでに五重塔の相輪が見えてくる。

石の鳥居の先に極楽門と五重塔が覗える。

鳥居は1294年にそれまでの木造から現在の石造りに建て替えられた。
(重要文化財)

四天王寺は1400年ほど前、聖徳太子により創建された歴史ある寺ですが、幾度も戦火、天災を受け、都度再建され現在に至っています。

四天王寺の伽藍は、南大門・中門・塔・金堂・講堂がすべて一直線に並んで配された四天王寺式伽藍と呼ばれるもの。

法転輪を回し極楽門をくぐると正面には回廊の奥に中心伽藍が広がる。

現在、回廊、講堂、金堂は耐震化工事のため外観をうかがう事はできず、東門、仁王門へは制限され
ていますが、回廊から講堂内部の壁画、見上げるばかりの阿弥陀如来像は公開されています。

   
五重塔、内部はらせん階段で最上階まで公開。

五重塔の奥に配される金堂と奥には仁王門。
金堂内部には四天王寺の本尊救世観世音菩薩が安置されている。

講堂北に配された北鐘堂

楽舎から東大門

亀の池から太鼓楼、亀井堂


六時堂(六時礼讃堂)と手前石舞台(いずれも重要文化財)
六時堂は昼夜六回にわたって礼讃を行う事から呼ばれているそうです。
石舞台は、4月22日に聖徳太子を偲んで行われる大法要の際、舞楽で使われるもので日本三舞台(厳島神社住吉大社四天王寺)のひとつ。

六時堂の北側にある大黒堂
もともとは南大門の西にあったものを移設されたもの。
左下の提灯に描かれたニ本の大根、大黒天の使者である鼠の好物、女性の足に見立てている、諸説あるようです。

大黒堂から西へ地蔵堂、逢坂清水と融通地蔵(大阪府有形文化財)を経て中ノ門に至る。
四天王寺の半分を駆け足で巡る。

御朱印担当からの提供

四天王寺
大阪市天王寺区四天王寺1 丁目11 番18 号
アクセス
環状線 天王寺駅 から北へ徒歩15 分