名古屋市昭和区 香積院

名古屋市昭和区川名山町にある香積院 (曹洞宗)

1687年、現在の久屋大通付近にあった豪商・味岡次郎九郎が愛娘の死を弔うためにお寺を建立したのが始まりと言われています。




当初の寺号は多聞寺と言い、源頼朝が建立したとされる多聞寺の山門を移築、その寺号を拝領したもの。元禄2年(1689年)に香積院と改めた。

       
総門の脇にある2体の子安地蔵。
小ぶりな像は子どもを抱き、大ぶりな像は錫杖(しゃくじょう)を持ち、その足元には14体の小さなお地蔵さんが祀られています。
それぞれ、穏やかな表情をしています。






総門を入った右側にある鐘楼


丸い入口は特徴的な山門、丸門とも龍門とも呼ばれ、建立当時に移築されたもの。
境内の枝垂れ桜が顔を覗かせ、この時期は味わいのある趣を見せてくれる。
2017.04.01撮影

龍門から境内へ、枝垂れ桜が盛りを迎えつつある。

雨に打たれ、落ち着いた色合の枝垂れ桜と本堂

 
 枝垂れ桜と紅梅

境内左には、目が不自由の方も拝めるよう、手で触れる「ふれあい観音」があります。


ふくよかで優しい表情をしています
 
ふれあい観音の上に飾られている鳳凰は宇治平等院鳳凰西村公朝が手がけ複製したもの。


ふれあい観音の左にある観音堂、高台にあり周囲の景観が一望できる。

観音堂

観音堂内部、西村公朝作監修による天井画が描かれ、色彩とその大きさに圧倒される

色鮮やかな西村公朝一葉観音

周囲の住宅を見渡せる、観音堂前にある梵鐘


観音堂の左に並ぶ石仏群

枝垂れ桜と龍門が印象的なお寺です
撮影日、4月1日、2日

住所
愛知県名古屋市昭和区川名山町115
アクセス
名古屋市営地下鉄鶴舞線「杁中」駅徒歩約10分
           「川名」液徒歩約30分