郡上の城下町の南の道筋『川原町』に
臨済宗『慈恩禅寺』は鎮座する。
創建は1606年(慶長11年)
八幡城主・遠藤慶隆が半山禅師を迎えて開いた
臨済宗の禅寺
一の山門を抜け、右手にある「
烏枢沙摩明王」
こちら、下の世話を受けるような大病をせず、大病をしても早く治癒する御利益があるそうです。
夫婦で参拝です。
左に進み二の山門からは本堂まで一直線に望むことができます。
左に鐘楼、傍らには子安子育
地蔵尊が境内に配されています。
写真右
郡上市指定
文化財古塁多金石
左 勅使岩
1893年(
明治26年)この寺は水害による裏山の崩壊で多大な被害を受け、
明治天皇の勅使片岡侍従がこの石の上から被害を査察したとの事。
右を仰ぎ見ればすぐに山が迫り、その際の写真は本堂内でも展示されており被害の大きさを知る事が出来ます。
参拝を終え、
御朱印を頂く間、奥庭園の「荎草園」へ。
四季を通じ、趣のある室町庭園を愛でる。
気が付けば雑念も消え、静かさの中に正座で座る自分がいます。
奥には水琴窟があり、心地よい澄んだ音も聞こえてきます。
雨が降り、苔に勢いがでるとより美しさが増すことでしょう。