怪しい石仏が待っている 『清水稲荷』

名鉄本線『桜』駅から西300m程の辺り
旧東海道沿いの呼続公園東隣に鎮座する『清水稲荷』
街道筋からは写真の一の鳥居と右にある「宿駅制度制定400年記念碑」が目印となります。
こちらの稲荷、境内左を進むと戦国時代に織田・今川の国境線址を境に「稲荷山長楽寺」と接した「神仏習合」となっています。
我が家に縁のある長楽寺については改めて日記に書き加えます。
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ずーっと気になっていたこの稲荷さん、何が気になっていたか、それは写真の石像、境内の至る所に祀られています。
一人で佇むもの、ストーンサークルの様に円の中心を見つめ語り合う?もの、朝鮮半島の石人像をイメージさせる、不思議な石像群。
境内をくまなく見渡したものの手がかりは見つけられませんでした。
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二の鳥居から境内へ、お狐様がにらみを利かせています
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二の鳥居から境内へ
お地蔵さんが多数佇んでおり、境内には弘法大師の御堂が祀られています。
人懐っこい三毛猫くん、犬が境内に飼われています。
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鎮守の森に包まれ、木陰のなかで朱色も鮮やかな拝殿

水稲荷の創建は811年(弘仁12)年、弘法大師(空海)がこの地に巡礼した際に見た夢のお告げで、呼続の浜に七堂伽藍を創建。
真言宗戸部道場寛蔵寺と命名して「鎮守清水叱枳眞天」を安置したという。
1603年(慶長8年)清洲城松平忠吉が、当時長楽寺境内にあった素盞鳴尊を祀る祠に病の平癒を祈願し回復した事から、1606年(慶長11年)に祠を東に移し富部神社とするとともに、書院、客殿等の諸堂を建てたといわれています。

拝殿左側には苔むした庭に地蔵群と松平忠吉病気平癒の松と石碑が今も残っています。
この裏側は富部神社になります。
不思議な石像、地蔵群可愛い猫が印象的な清水稲荷です。

撮影2017/06/17
住所 名古屋市南区呼続4
Tel 0120-19-1059  稲荷山 長楽寺