山門正面から本堂、直線上に配置されています
山門内部には釈迦三尊十六羅漢が安置されているようです、残念ながら非公開で見る事は出来ません
「ビスタライン」と称し、この眺望を遮る建築物を建てることを制限する景観保護地域に指定されているそうです
本堂前に掲げられた「岡崎観光文化百選」の案内板(上段)
巧みな木組みの山門はシックで美しく、鬼瓦の目が訪れる者に睨みをきかせている(下段)
鐘は九代将軍家重公により改鋳されたもの
・・・・・今の世も似たようなものかナ
写真左下の像は家康19歳の頃、桶狭間の戦いで信長に敗れ大樹寺に逃げ延びた、この地で切腹しようとしていた家康を見て、住職は厭離穢土 欣求浄土(おんりえど ごんぐじょうど)の言葉を授け切腹を思い止まらせた。
この出会いがなければ歴史が変わっていた訳です
大樹寺本堂
創建 / 1475年松平親忠により建立される
本堂正面から見た内部の阿弥陀如来像
御朱印はこの右手になります、平日ながら大勢の方が待っておられます
イスも用意されています、ゆったりと過ぎる時間を味わうことができます
妻飾、大棟、隅棟至る所に葵の紋が入り、松平(德川家)菩提寺を主張しています
本殿左の多宝塔(国指定重要文化財)
建立 / 1535年(天文4)、松平清康により建立
檜皮葺の二層の屋根のバランスが美しい
ただ美しいだけではなく各部の飾り、木組みは緻密で丁寧に作られています
素晴らしいの一言、多宝塔だけでだけで一枚残しておきたい
多宝塔から右に、周囲を塀で囲われた一画に突き当たります
敷地の中には初代松平親氏から広忠の墓が整然と並ぶ
1619年(元和2)に家康の遺言から、大樹寺を位牌所とし14代家茂までの位牌が納められているそうです
建立 / 不明、1857年家定により再建
住所 / 愛知県岡崎市鴨田町広元5-1
℡ / (0564)21-3917