『伊奴神社』 見事な御神木と犬王を訪ねる


 矢田川庄内川の合流点を後ろに控えた閑静な住宅街に鎮座する『伊奴神社』
今日はこちらに参拝です
 戌年は初詣客で賑わう神社です
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鳥居の左右に駐車場が整備されていて、車で参拝に訪れる方には助かります
 鳥居左と境内の見事な御神木が住宅街にそそり立ち目を引きますイメージ 2
鳥居の扁額と〆縄、樹脂製?なのが残念
 社号標の後方が駐車場です
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伊奴神社由緒書
 天武天皇(673~686)の時に創始となると1300年を超える歴史のある神社イメージ 18
決して広い境内ではありませんが、末社が多数あり参拝順は迷うところ
 境内入口には写真の様に参拝順序が記された案内板が用意されています
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境内左側の手水舎 
 「洗心」ですか・・・・・難しい課題です
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境内の胸筋肉もたくましいマッチョな狛犬 
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境内右の絵馬殿
 大晦日、賑わうのではないでしょうか
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境内左の社務所、平日ながら御朱印待ちの参拝者も見られます
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拝殿左に祀られる「犬石像」
 こちらの神社の売りとでも言いましょうか
「昔々この辺りは稲が豊に育つ土地柄であったそうな、ある日、旅の途中で山伏が伊奴村(現稲生町)に泊まった時のこと、村人は庄内川の氾濫に困っているのを山伏に打ち明けたとさ。
その話を聞いた山伏はお礼に「開けてはならぬ」御幣を立てお祈りをしたのじゃ、その年は洪水もなく稲が沢山とれたそうじゃ。
あるとき村人は禁断の御幣を開けてしまったそうな、中には犬王と書かれた一匹の犬の絵が入っていたそうじゃ。
約束を破ったために次の年からは庄内川の洪水に見舞われ米は獲れなくなったそうな。
その後、再び訪れた山伏にこの事を謝罪、元に戻して欲しいと嘆願したそうな。
山伏は村人に「御幣を埋め、社を建て祀れ」と言って立去ったそうな、村人は社を建て村中で崇めたそうな。
そのあとは洪水も収まり、稲は毎年豊かに実ったそうな、めでたし〃」

これが伊奴神社の始まりだそうです
災難厄除けと安産、子授けに御利益がある神社として知られます
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拝殿正面、犬王いますね
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伊奴神社の扁額
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桐紋の入った提灯し〆縄(残念な奴ですが、これもありか?)
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拝殿右から幣殿神明造の社殿の全貌
 御神木の全貌が入りきらないほどの立派な御神木です
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拝殿前に戻ります、蕃堀の裏には安産祈願の御百度
個性的な狛犬のアップ・・・・・撮り忘れました(後日追加しておきます)
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蕃堀の左の白龍社
金運、勝運に御利益あるとの事です
 樹齢800年と云われる「シイの木」、これが鳥居の先に見えていた木です
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大杉社
こちらは病気平癒に御利益があるとの事
 大杉(幹)を撫で患部をなでると霊験あらたかとか
昔はこちらの大杉に天狗が住んでいたそうです、今は幹が残るのみです
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境内右の玉主稲荷社(上)
玉主稲荷の左に祀られる三社、左から春日社・天神社・日枝社と纏められています

伊奴神社
創建 / 673年
祭神 / 素盞鳴尊大年神、伊奴姫神
境内末社 / 春日社・天神社・日枝社、稲荷社、白龍社、大杉社
住所 / 愛知県名古屋市西区稲生町2-12
℡ / 052(521)8800
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2017/12/04 御朱印になります