『猪子石神社』 猪子石の由縁を訪ねる # 2

名古屋市名東区香坂

 大石神社でも書きましたがこの周辺は田園風景が続く田舎でした

香流川は今の様に三面コンクリートの護岸整備もされておらず、遊歩道も当然ない

 タナゴやドンコ、ドジョウなどの魚も育んだ、見た目は汚いが在来種が沢山いた川でした

ほんの少し前のことです

 今や舗装され、住宅が立ち並びドンキホーテもびっくりする変貌を遂げ住みやすくなりました

「猪子石の町名の由来を訪れる# 2」今回は「猪子石神社」です
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猪子石西原の交差点を左折(南進)し3本目を左に折れて少し歩いた左側に鎮座しています

 住宅に囲まれたひと区画が「猪子石神社」(黄○が大石神社、赤○が猪子石神社)
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歩道脇に鎮座と書きましたが、鳥居や社殿、鎮守の杜がある訳ではないので歩道脇の社号標と猪子石(大正4)と彫られた石標が目標となります
 猪子石神社の境内奥には教育委員会の案内板もありますが、もう少し前でもいいのかナ
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境内正面の階段の先に1本松が見えます
 石段を上がって初めて松の前に怪しい物体がある事に気が付きます
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しめ縄が巻かれた黒光した石
 これが猪子石の由来と云われる猪の形に似た二つの石の一つ『牡』
最初に書いておきます、触らないでください「祟られます」
 
表面が滑らかで黒いのでこちらを撫でたくなりますが
撫でるのは​大石神社の「牝石」​です

この「牡石」、遠目から見るに花崗岩の様にも見える、上流では見かけるが・・・・・
 神の化身とされ神聖な動物とされる「猪」に似た?石が開墾の際に掘り出され
ここで祀られたことが始まりなのか

 「触るな危険」の言い伝えと猪越神社の盛り上がり方はひょっとすると・・・・・
下の様な地形(古墳)を整地した際の産物なのか? 
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明確な答えを持ち合わせていない(写真は小幡長塚古墳)
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撮影2017/12/29

猪子石神社
祭神 / 猿田彦大神
創建 / 不明
住所 / 名古屋市名東区香坂
アクセス / ​​基幹バス2 (栄⇒四軒家) 猪子石西原下車、南へ徒歩5分