『安昌寺』

長久手市岩作

以前は花火大会が催され、夏の風物詩として馴染みのある地域

 長久手市役所から徒歩10分程東に歩いた左、色金山の麓に安昌寺山門が見えてきます

訪れたのは3/28

 山門横の淡墨桜は丁度見頃を迎えていました
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微妙に色の違う二本の桜に彩られた山門からは、境内がほぼ見て取れます
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曹洞宗 久岳山 安昌寺」の表札
 
 山門右の桜は淡墨桜、この時期に安昌寺を訪れる者の眼を引き付けます
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樹齢30年程の薄墨桜
 安昌寺の菩提樹だそうです
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山門から境内に入った右の手水鉢
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境内右の鐘楼
 1770年(明和7)に建造と言われ、長久手市内では一番古い木造建築物とされます

手前の歌碑(平成4年建立)には平成の文人、林謙三氏が詠んだ岩作八景「安昌寺晩鐘」の句が刻まれています
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碑の左の石は「夜泣き石」と呼ばれ
 この石にお参りすると、子供の夜泣きが止まるとも云われます
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本堂から右に庫裏へとつながっていきます
 
 近代になって建て替えられた様です、新しい
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本堂に掲げられた扁額
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境内左の観音堂

堂内には平安時代初期、849年(嘉祥2)の仏師徳永作と伝わる木造の十一面観音座像が安置されており
 100年に一度ご開帳され、直近は1980年(昭和55)に御開帳されたそうです
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観音堂内(2枚張り合わせ)
 
 1573年(天正元年)、​守山区大永寺​の雲山和尚により草創され、1585年(天正13)に岩崎城主丹羽氏により創建された寺

ここから程近い長久手合戦の際、戦死した人々を雲山和尚が懇ろに弔ったそうです
 合戦後、多くの尾張藩士が訪れた事から、安昌寺には多数の書き付けが残ると言われる
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本堂左の地蔵群
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境内から山門を振り返る、二本の桜が印象的です
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1861年(文久3)の建造とされる山門、安昌寺を代表する建築物かと思います

『安昌寺』
宗派 / 曹洞宗
創建 / 1585年
本尊 / 釈迦牟尼仏
札所 / 尾張城東西国三十三観音一番札所
住所 / 長久手市岩作色金92
アクセス / ​リニモ長久手古戦場駅下車北に徒歩30分程