名古屋市南区戸部下『神明社』

名古屋市南区戸部下
東海道本線の高架を潜り一本西の道路を南に
直ぐに左に折れると戸部下神明社に続く路地になります
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左側に拝殿が目に入ります
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それほど幅員のある路地ではないだけに、右の某社のコンクリート擁壁が迫り一層狭く感じる
戸部下「神明社」はその路地に鎮座しています
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路地からは鳥居と拝殿が見通せます
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境内左の手水鉢は生憎静水は注がれていませんでした
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拝殿前の狛犬は阿像(右)は毬、吽像(左)は子犬を伴う新しいもので昭和8年建之の彫がされています
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緩やかに弧を描く切妻造りの拝殿は飾りのないシンプルなもの
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質素な拝殿から正面を眺める
高く積まれた石垣の上に柵に囲われて板宮造の社が祀られています
神明社とあります、本社の社殿形式(神明造り)を採り入れるのがあるべき姿らしいですが
板宮造は昭和に入り兼価な社として採用するされる事が多かったようで良く目にするものです
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その右には柵のない社が祀られる
何れも永年の腐食が進み塗装が剥がれ痛々しい
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境内右の郷土碑
戸部下の新田開発は、1698年(元禄11)当時の山崎村の理兵衛他4人により開拓の歴史が始まり
その後、赤塚町の大野屋嘉兵衛に引き継がれ、1728(享保13)年に完成、工事に30年もかかった難事業だったそうです
呼称は祐竹新田と呼ばれ、その名残は山崎川に架かる祐竹橋に残っています
この辺りは尾張德川家のカモ猟の狩場であったとも云われます
1742年(寛保2)に今の戸部下新田へ改称されました
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1933年(昭和8)建之の狛犬と1915年(大正4)建之の常夜灯
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鳥居の右に隣接して南を向いて弘法堂が建てられています
その裏側には無人社務所もあります
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外観はそれらしき装飾がないため堂内に仕舞われた幟があって、ようやくここが弘法堂である事が分かる
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ガラス越しに堂中を窺う
薄暗い堂内には弘法大師座像が祀られ、脇には不動明王、観世音菩薩、阿弥陀如来像が祀られています

戸部下神明社

祭神 / 天照皇大御神
創建 / 不明
住所 / ​名古屋市南区戸部下1丁目3-41
アクセス /市営地下鉄名城線堀田駅から南へ徒歩20分程