
佐和山は歴史マニアには石田三成の居城(1560~1600年)として知られ、彦根城築城にともない1606年(慶長11)廃城となり、現在は「佐和山城跡」の看板だけがそれを語るのみです

1602年(慶長7)に着工、2代藩主・井伊直孝の代の1617年(元和3)に龍潭寺の諸堂が完成、現在の伽藍となった
廃城となった佐和山城の建築物は彦根城やここ龍潭寺やお隣の清凉寺に一部移築されていると云われています

とにかく苔の美しさが素晴らしい、山門に入った途端、木々の下は緑の絨毯
その中にひっそりと三成の座像が置かれています


参道を覆う木々と地表を覆う苔を眺めながら境内へ








訪れた当日はその翌日、残念ながら祈祷法要はお目にかかる事は出来ませんでした
この時に祈祷されただるま達は年間を通じて販売されます
正面の見たこともない巨大だるまが祀られていますが彼は非売品

中央の石を観音さまに見立て、白砂を大海に見立て、船出する船を模した石、背後は水平線を表現しているらしい
何より白砂とそれを取り巻く苔の緑のコントラストが美しい、時が経つのを忘れ、只々見とれる
わびさびの空間がそこにあります


方丈内の各部屋の襖絵は美しいものがあり、目を楽しませてくれます
当日は閉館前だったこともあり、座り込んでじっくり鑑賞する事も出来ました
当日は閉館前だったこともあり、座り込んでじっくり鑑賞する事も出来ました

佐和山を背景にして山裾の斜面に造られた庭園
築山は地形をそのまま利用して高く築かれ、裾野の池へと繋がります
右手の建物は書院になりますが、その南隅に高い滝口が組まれた美しく落ち着いた趣のある庭園です

建立 / 1601年(慶長6)
宗派 / 臨済宗
本尊 / 楊柳観世音菩薩
拝観料 / 400円・小中学生150円
拝観時間 / 夏期9時~17時(受付は16時30分まで)、冬期9時~16時(受付は15時30分まで)
住所 / 滋賀県彦根市古沢町1104
アクセス / 名神高速彦根インターから車で10分程
宗派 / 臨済宗
本尊 / 楊柳観世音菩薩
拝観料 / 400円・小中学生150円
拝観時間 / 夏期9時~17時(受付は16時30分まで)、冬期9時~16時(受付は15時30分まで)
住所 / 滋賀県彦根市古沢町1104
アクセス / 名神高速彦根インターから車で10分程






