津島市界隈 #8 『千体地蔵堂』

津島駅から津島神社のある西方向に延びる県道129号線の天王通り3丁目
県道の両側は以前の商店街の名残を感じる街並み
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やがて右側に常夜灯が建ち、瓦屋根の御堂と小さな御堂が仲良く並ぶ一角に出会う
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千体地蔵堂
津島の街並みにさりげなく溶け込んで佇んでいます
大きな寺社を目的に足早に歩いていると見過ごしてしまいそうな小さな堂です
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二つのお堂の間に津島市解説板が置かれる
津島市有形民俗文化財「千躰仏」、天王通り3丁目(旧小之座)
この千体仏は円空最盛期の延宝年間の作。
21センチの木尊「地蔵菩薩」を中心に約5㎝程の円空独特の小仏千八体が光背の形状に配置されている。
小仏には地蔵尊などの形態が見られるが、五千余体発見されている円空仏の中で完全な千体仏として残るのはこの像のみである。
この地蔵堂には千体仏の他に三像がある、仏法を守る護法神、この像の守護仏である韋駄天、各地の諸賢に教えを乞い巡る善財童子に姿を借りた円空の自刻像である』
円空仏が祀られているようです
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ガラス越しに中を拝見させて頂きました
堂内は中央に厨子、その左に写真の石地蔵
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厨子の右に鉈で彫られた仏像が数体置かれています
厨子の中で保管された円空仏を修復する際、その下から見つかった仏像をここに祀った様です
詳細までは分かりませんが作者は円空ではないよう
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円空の千体仏は堂内中央の厨子の中
扉が閉ざされ全容が分からないので、津島市文化財一覧より画像を引用したものが上になります
数える気にはなりませんが、小さな小仏が光背のように取り囲む
躊躇うことなく振り下ろされた鉈で彫りだされた仏像
荒々しく躍動的でありながら、微笑みを浮かべたその表情には優しさも感じさせるものです

毎年8/24の地蔵盆に御開帳されるようです、
明日じゃない?
会社休んで見に行きたいところだが台風も接近してるし・・・・・

千体地蔵堂
住所 / 愛知県津島市天王通り3丁目
アクセス / ​名鉄津島線「津島」駅下車、西に徒歩10分程