地下鉄矢場町近隣 #1 『若宮八幡社』

名古屋市中区栄の若宮八幡社
名古屋の中心地を東西に伸びる若宮大通り、その名はこの若宮八幡社が由来となっています
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通称100m道路とも呼ばれ交通量の多いこの道路、道路中央には広大な緑地帯があり
そこから若宮八幡社全景が良く見渡せます
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若宮通に面して東と中央、西の三つの鳥居を構えています、写真は東側の鳥居
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中央鳥居の歩道脇に社号標と若宮龍神社の覆い屋根、紅白の幟が連なる光景は街中で目立つ存在です
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中央鳥居から境内の眺め、正面に手水舎、左が社務所になります
広い境内、街中にありながら豊な杜が残り、交通量の多い通りに面していながら境内は静寂そのもの
杜の力は驚くばかり
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中央鳥居前の警護担当、視線はやや上にやり、凛々しい姿の面々です
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中央鳥居をくぐり正面の手水舎で清めます、手水鉢には静水がこんこんと供給されています
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拝殿の両脇に並ぶ町名の刻まれた石柱
若宮まつりの例大祭の時にはここに神社幟が建てられます
「若宮祭」
江戸時代から続く山車祭、東照宮祭、天王祭(那古野神社祭礼)と並ぶ名古屋三大祭の一つ
昔は若宮祭と天王祭は同じ日に行われ、総称して祇園祭とも云われた時代もあった様です
その様子は尾張名所図会にも描かれます
最盛期には本町通りを7台の山車が曳かれましたが、空襲により山車は焼失、現在この地で曳かれる山車は福禄寿車(1676年製作)一台が残るのみ
毎年5月16日の例大祭でその姿を見られます、若宮祭、福禄寿車ともに市の文化財に指定されるものです
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拝殿前担当、なかなかスタイリッシュ
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拝殿正面全景
杜に包まれ、流麗で落ち着いた雰囲気が漂うものです

創建は701年~704年の文武天皇大宝年間、現在の名古屋城付近に創建
1532年(天文元年)那古野城攻めで焼失、1539年(天文8)に再建されます
家康による名古屋城築城の1610年(慶長15)この地に遷座、名古屋の総鎮守と定められます

以降武将から厚い信仰を受けるも、先の戦争による空襲で焼失、現在の社殿は1955年(昭和32)に再建されたもの
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拝殿内全景
祭神 / 仁徳天皇応神天皇武内宿禰命
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社務所側から拝殿の全景
落ち着いた外観でありながら、黄金色の飾り金具が嫌みのない華やかな印象を演出しています
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本殿は流造
拝殿同様に金色の飾り金具が適度に設えてあり、上品な華やかさと落ち着いた印象を受けます
周囲は木製の透かし塀で囲われており、拝殿から外周をぐるっと見て廻る事ができます
やはり木はいいものです
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拝殿から本殿の全景

若宮八幡社境内社を見ていきます
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若宮恵美須神社
拝殿右に南向きに鎮座
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連理稲荷大明神
若宮恵美須神社北参道を挟んだ東側に鎮座
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熊野社、日吉社、香良洲社、天神社、秋葉社
北参道の沿いの拝殿右横に鳥居を構えて東向きに鎮座、左から秋葉社、天神社、熊野社、日吉社、香良洲社の順に祀られています
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連理稲荷奥の院 (上段写真の右に見える赤い社は連理稲荷大明神のもの)
連理稲荷大明神の奥に西向きに鎮座
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本殿の東側に神御衣神社
小振りの狛犬が睨みをきかせています
鳥居の左、なにやらピンクやブルーの布が縄に結び付けられています
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「神結び願いの緒」と言われ、布に願いを書いてここに結ぶと願いが叶う、パワースポットの様ですね
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神御衣神社の向いに針塚
毎年2月8日には針供養が行われます
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宮産住吉神社
北側の鳥居から境内に入ると本殿横の赤と白の社は目立つ存在です
小振りですが色黒で表情の険しい狛犬がこちらの担当
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若宮龍神
東鳥居と中鳥居の間に東向きに鎮座
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福禄寿車収蔵庫
東鳥居から境内に入った右側に福禄寿車の収蔵庫があります

若宮八幡社
名古屋の総鎮守の風格と歴史を併せ持つ神社です

住所 /  ​名古屋市中区栄3-35-30
アクセス /  市営地下鉄名城線矢場町」駅下車、西へ徒歩10分程
2018/8/8参拝
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かみさん提供の御朱印
毎月1日、月替わりの御朱印(スタンプ)が頂けるようです