昭和区小坂 『街道の交わる角地に建つ小さな社』

昭和区小坂町2丁目

何度か車で通りがかりに見かけたたが、なかなか場所が思い出せなかったが漸く位置関係が分かった
小坂の地蔵堂​の東隣り、歩いても1.2分の所にある5差路の角に小さな社が祀られています
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船の舳先のようにとんがった僅かな角地に建つこの社、左が塩付街道、右が飯田街道の交わる場所に鎮座します
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こちらの社は千種区今池の高牟神社の分社
賽銭箱には同社の祭礼日が掲げられ、同社の神職の方によりこちらの社の祭礼も行っているようです

今の住所で言えば千種区の高牟神社と昭和区では、距離的には川原神社の方が受け入れやすいが
高牟神社の氏子となったこの地の方が祀ったのが始まりなのでしょう
いつから地域の氏神としてこうして祀られているものなのかも定かではない
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後方のビルを背に、コンパクトに社が祀られています
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古い街道にはこうした小さな社を見る事が出来ますが、ここは小坂町内会により管理されているようです
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昔から続くこうした社の管理は、新興住宅が多くなると町内会と氏神の係わり、氏神と氏子の結びつきも希薄になっていくものです
なかなか手が回らないようで痛みも目につきますが、毎年12月26日から1月5日の間は提灯も飾られるそうで、町内でこうして管理されている限り、まだまだいい境遇なのかも知れません

息子達がつい最近まで虫取りをして遊んだ杜は既になく、 そのことすら記憶から消えようとしている
今の景色が昔からの様に思えてしまう事に寂しさの様なものを感じる事があるけれど
街道の交わるこの地でいつからか街を見守って来たこの社、この先もここで鎮座しているといいのですが


祭神 / 秋葉・高牟・伊勢・熱田・津島
住所 / 名古屋市昭和区小坂町2丁目15
アクセス / ​市営地下鉄桜通り線 吹上下車 南東に10分ほど