『歩道脇の小さなお堂』 名古屋市千種区穂波町

城山八幡宮​(城山城址)から東山通を渡り南下する事5分程
周囲は閑静な住宅が広がります
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以前は小洒落たjazz喫茶や茶店があり、良く通ったところ
若かりし頃に屯っていた場所はいつしか時代と共になくなり、当時を偲ぶものは残っていません
そんな穂波町の城山中学校付近の道路際に小さなお堂はあります
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この場所は中学校の通学路にあたり、生徒達はお堂の前を通って学校に向かっていきます
ブロックで高く積まれた土台の上に小さなお堂、扉は付いていません

以前は古びた感じのお堂で、傍らのイチジクの葉と民家の間に溶け込み、地味に佇む印象がありました
地元の方から慕われ受け継がれてるのでしょう、最近になって建て替えられた様です
通りを歩くと鮮やかな木目のお堂は目を引きます
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お堂とイチジクの間にある石標、これが一番年代は古そうです
上部に文字の刻まれ、下部には像が彫られていますが風化が進み輪郭を留めるのみ
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小さな堂の中には弘法様の座像と小さな観音様?の立像の二体が納められています
座像の口元はやや笑みを浮かべ穏やかな表情をしています

城山城から南に広がる田畑があった頃からのものなのか、詳細は分かりませんが
今は住宅地に変貌したこの通りで、学校へ向かう子供達を微笑んで見守っています

住所 / 名古屋市千種区穂波町3丁目47
アクセス / ​市営地下鉄東山線「本山」下車南に徒歩10分程