『伏見稲荷大社』 青春18切符で京都まで#1


青春18切符を握りしめ、小雨のJR金山駅を6:10発の鈍行で京都伏見稲荷を目指す
米原までは座席に座りいつもより高い位置から見慣れた風景を眺める余裕

 米原の乗継で席取りに失敗、京都までは立ったままとなる
京都から奈良行に乗り換え稲荷駅を目指す、車内は外国からの観光客で溢れかえる
イメージ 1
よもやとは思ったけれど、予感的中大半の人は稲荷で下車、そこからはバス観光客も重なり
想像を絶する参拝客が境内へ、幸いにも天気は回復し雨は上がってくれたので傘をささなくてもいいだけ良しとするか、ここでの時間が10:48
駅から目の前の伏見稲荷の社号標と燈籠を写真に収め、いよいよ稲荷山登頂です
イメージ 2
伏見稲荷鳥居前から楼門の眺め……は人ばかり、正面の山が稲荷山になります
イメージ 3
さすがに古都、着物を着た方も……全て外国人観光客
二の鳥居手前の参道左の熊野社、藤尾社
イメージ 4
二の鳥居から艶やかな楼門の眺め
イメージ 5
楼門
1589年(天正17)豊臣秀吉の造営と云われます、煌びやかで大きな門です
ここに写っている参拝客の半分は外国からと旅行客、修学旅行の生徒の多いのにも驚き
イメージ 6
朱で彩られた外拝殿
イメージ 7
内拝殿
お稲荷さんとして親しまれ、全国の稲荷神社の総本宮伏見稲荷大社
神社に着物は合いますね、それにしても鈴の数の多い事には驚きです
イメージ 8
上段
朱も鮮やかな内拝殿と本殿全景、流造の檜皮葺きの屋根の優美な曲線が美しい建物です
1494年(明応3)建立 
下段左
玉山稲荷に続く石段脇の権殿は1635年(寛永12)建立 
イメージ 9
権殿からの石段の先に広がる玉山稲荷の鎮座するエリアへ
上段左 長者社、荷田社、五社相殿、雨宮社、上段右 玉山稲荷  
下段左 供物所 下段右 神馬、神馬舎
イメージ 10
神馬社から石段は左に続き奥宮エリアへ
イメージ 11
上段 白狐社、下段 奥宮、伏見稲荷の建物に共通していえるのは美しい流造の建物に朱が特徴なのかもしれません
ここから右に千本鳥居へ、参拝客が途切れる事はありません
イメージ 12
千本鳥居
街で見かけるものとは大きさ、数量共に比ではありません
さすが全国各地に30,000社あると云われるお稲荷さんの総本宮だけの事はあります

平日の11:30でこの人波です、早朝が狙い目ですね
イメージ 13
奥社拝参所へは11:18着
明応の遷宮記(1499)に既に記述が残り、当時の建物は現在より小振りのものと云われますが、1794年(寛政6)の罹災後規模を大きくして建てられたものが現在の社だそうです
イメージ 14
奥社拝参所左から再び人波の中へ
イメージ 15
ゆっくり歩いてやり過ごして取った人が入り込んでいない鳥居
稲荷山の斜面を鳥居が連なります
イメージ 16
石段には終わりを迎えたモミジの葉、漸く下を見る事余裕も出来ました
イメージ 17
稲荷山全山に稲荷大神様に別名をつけて信仰する人々が、石に名前を刻み奉納した小塚と呼ばれる
碑が無数にあり、それらには特徴的な狐や狛犬が多数、これだけ納めていくのも楽しいかも
何日かかるかは読めませんけれど
イメージ 18
11:46四ツ辻到着です
見晴台からは京都盆地南部の光景が眼下に広がります
ここで景色を眺めながら門前町で買ってきた鯖寿司とお稲荷さんで腹ごしらえ
燃料切れの体にビールを補給、歩きっぱなしの火照った体は一気にクールダウン
イメージ 19
にしむら亭の前の道標「summit 20min」の右方向から頂上を目指します
12:14
イメージ 20
眼力社から少し下った御膳谷訪拝所社務所付近の苔生した狛犬
イメージ 21
右「薬力社」近くの「薬力の滝」、参道から少し入った谷筋にある行場です
左 登頂中に見かけた鳥居の処理、一定期間後ここで焼却されているようです
イメージ 22
上段左 春繁社、ここまで来ると頂上まではあと少しです・・・が石段もそれなりに傾斜がきつくなります
着物と草履で優雅に登るのは無理があるような
イメージ 23
12:46稲荷山山頂到着
今から1300年を超える遥か昔のこと、「稲荷大明神」が舞い降りた地がここ一ノ峰
稲荷信仰の原点です
イメージ 24
上段 ガラスに写り込んだ上社神蹟全景
広いスペースがある訳でもなく、頂を目指してきた参拝客で渋滞していました
なかなか人波も途切れない、真っ直ぐ進み下山する事にします
イメージ 25
5分程下ると二ノ峰に到着
上 中社神蹟全景
懐の小銭入れも随分軽くなって来ました
イメージ 26
間ノ峰
上 荷田社神蹟全景
イメージ 27
三ノ峰
上 下社神蹟全景
この辺りで1時を少し過ぎていたでしょうか、結構足に来ています
イメージ 28
左回りでゆっくりと頂を目指す方とすれ違い、一ノ峰を振り返る
イメージ 29
納札所を左に行けば玉山稲荷のエリアに戻ります
イメージ 30
稲荷山ひと回り、この時点で1:30、千本鳥居からの登り初めが11:30だったので2時間のルートタイム
相変わらず参拝客で溢れています
イメージ 31

お山巡りの証、かみさん満足気です
おっさんは狐や狛犬に朱い鳥居、しばらくはお腹いっぱいです
2018/12/12

伏見稲荷大社
創建 / 711年(和銅4)
主祭神 / 稲荷神
URL / http://inari.jp/
住所 / 京都府京都市伏見区深草薮之内町68番地
アクセス / ​JR京都駅から奈良線「稲荷」下車​、駅の前が大鳥居