『新明社』 名古屋市守山区村合町

名古屋市守山区村合町
山下公園の西には「すいどうみち緑道」が南北に伸び、桜の時期には桜並木が綺麗な通りです
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犬山で取水された木曽川の水は庄内川の底を横切り、守山区を経て矢田川を潜った先の鍋屋上野浄水場まで、総延長距離23kmに渡る埋設送水管
その上を緑道化したもので守山区内の約2.5kmを「すいどうみち緑道」と呼ばれます
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守山区村合町『神明社』は「すいどうみち緑道」に沿って作られた山下公園の東に鎮座します
公園に面した西向きに社号標と参道があります
正面の赤い社が目に付きますが、鳥居や社殿などは視界に入りません、参道はこの左で折れます
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南に隣接するスーパーの駐車場から見た新明社全景
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左に折れると住宅地にありながら意外に広々とした境内、正面に木製鳥居と社殿全景が広がります
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参道左に手水鉢
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参道から見えていた南を向いて建てられた赤い覆屋
その下に祀られた社、中のお札から津島神社の様です
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木造瓦葺の吹き抜け拝殿からは奥の本殿域を良く見通すことが出来ます
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左右に大きな御神木のある本殿全景
本殿域は庄内川の氾濫もあるからでしょう、ひと際高く積まれた石垣の上に覆屋が建てられています
本殿左に新明社由緒の石碑
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明治26年頃の当地
田畑が広がり、その中に小島のように集落が点在、庄内川矢田川に挟まれた輪中で古くから河川氾濫の歴史を綴る地域です
そうした土地柄から自衛策として水屋造りも生まれ、この近くでは​間黒神社​や東春酒造周辺で現在も見る事が出来ます
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本殿の左右に2社祀られています
由緒書きから抜粋すると
今から300年前頃より鎮座、神明社主祭神天照大御神で当地の産土神として氏子より崇められる
霊元天皇(1654~1732)の御代寛文年間の覚書、宝暦2年(1752)の張州府志等に山田庄大森垣外村に新明社・八龍社・天神社が祀られていると記録が残る
創建は延享元年(1744)、明治11年(1878)字欠口より、秋葉社を津島社を字村合より境内に遷座
大正2年(1913)字宮東から八龍社と字欠口より天神社、字川田から厳島神社、字山屋敷から山神社を合祀
となります

川と鬩ぎ合ってきた輪中の町の産土神「新明社」

創建 / 1744年(延享元年)
主祭神 / 天照皇大神
八龍社 / 高龗神
天神社 / 菅原道真
厳島神社 / 市杵島姫命
山神社 / 大山祇神
津島神社 / 須佐之男
秋葉社 / 迦具土
住所 / 名古屋市守山区村合町193
アクセス / ​ゆとりーとライン「川宮」下車、東に徒歩5分程