『お伊勢さん詣り』 Vol 2

伊勢うどんを堪能し山口屋さんを出たのが11:30
相変らずの雨の中、徒歩で伊勢市駅のバスターミナルへ
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伊勢市駅から内宮行のバスで5駅先の「微古館前」を目指す
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温かい車中で睡魔が襲い始めた頃にかみさんに呼び戻してもらう、時間にして15分のバス移動
外は相変らずの雨の中バスを降りる、バス停の前から倭姫宮(やまとひめのみや)の鳥居が見えている
内宮と外宮を結ぶ御幸道路の中ほどにある倉田山に位置し倭姫命を祀る神社です
御幸道路明治天皇の神宮行幸の際に車で参拝可能な道路を作る目的から倉田山を切り開いて造られた道です
・・・・・かみさんは御朱印目指しさっさと杜に消えたようです
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雨に霞む参道、訪れる参拝客は少ない様です、女性一人で回られているのが目に付く
幻想的な杜の中玉砂利の音が・・・・・ではなく、こちらはやたらとカラスの鳴き声が響き渡っています
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参道の右の石段を登ると参道の先に杜が開けて倭姫宮が視界に入る
倭姫宮は14の別宮のひとつ
祭神の倭姫命垂仁天皇の皇女で日本武尊の叔母にあたり、日本武尊熱田神宮御神体「草薙の劔」を授けたと言われ、天照大御神を祀るに適した場所を探し求め、この伊勢の地と巡り合ったされます
伊勢神宮創建の功労者で神宮の多様な祭礼や儀式の礎を築いたが、倭姫命自信を祀る神社は無かった事から1921年(大正10)に皇大神宮別宮として創立された新しい御宮
神殿は他の別宮同様に茅葺切妻で平入りのシンプルで直線的なもの
倭姫宮
祭神 / 倭姫命
建立 / 1921年(大正10)
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宿衛屋で待つかみさんは既に御朱印を手に次に行くよ云わんばかりで待機中
裏参道から神宮微古館方向へ向かいます、上段は神宮微古館側の鳥居
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鳥居の真ん前が神宮微古館
初の私立博物館として1909年(明治42)創設された博物館らしい、一度も入館した事がないので
良くわからないけれど中身より外見の方がそそられます、時間さえあれば一回りしてみたいところ
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神宮微古館から左に歩き御幸道路に戻り、バスで4駅先の月讀宮へ向かいます
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倭姫宮からバスで5分程で中村バス停に到着、緩やかに下る坂を約5分程戻ります
やがて右側の杜が開け月讀宮の鳥居が見えて来ます
雨は小降りになってきたました、杜に包まれた参道を進むと木々の間から4つの社殿が見えて来ます
境内右から月讀荒御魂宮、月讀宮伊佐奈岐宮伊佐奈弥宮の別宮が横並びに鎮座します
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案内板に従い参拝していきます、静かな杜に拍手が響き渡ります
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参拝順に
上段左が月讀宮、右が月讀荒御魂宮
外宮別宮の月夜見宮と同じ月読尊が祭神で月の満ち欠けを教え暦を司る神様
下段左が伊佐奈岐宮、右が伊佐奈弥宮
祭神は伊弉諾尊伊弉冉尊
日本の国土を形作り天照大御神、月読尊の親神が並んで鎮座しています
大きさは多少違う様に見えますが、千木、鰹木も瑞垣も同じ、一つずつにしてしまうとどれがどれやら

月読宮
祭神 / 月讀尊    伊弉諾尊伊弉冉尊
創建 / 804年(延暦23)以前
月読荒御魂宮
祭神 / 月読荒御魂
創建 / 804年(延暦23)以前
伊佐奈岐宮
祭神 / 伊弉諾尊
創建 / 804年(延暦23)以前
伊佐奈弥宮
祭神 / 伊佐奈弥宮
創建 / 804年(延暦23)以前

月読宮の裏参道に向かうと鳥居の左の小高い場所にひっそりと鎮座するのが葭原神社
内宮の末社で田畑を守護する五穀豊穣の神、佐佐津比古命宇加乃御玉御祖命伊加利比賣命の三神が祀られる
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葭原神社
祭神 / 佐佐津比古命宇加乃御玉御祖命伊加利比賣命
創建 / 858年(天安2)以前
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御朱印も頂き月讀宮を後にしてようやく中村バス停から内宮に向かう事に
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間もなく派手派手のバスがやってきた、伊勢駅前で見かけた電気バスです
車内はシートから内装までお子様には受けそうなデザイン
時間は14時前、雨も小降りになってきました

倭姫宮
住所 / ​伊勢市楠部町5
月読宮
住所 / 伊勢市中村町742-1