名古屋市瑞穂区 『一之御前社』

名古屋市瑞穂区平郷町五丁目
田光八幡社​の前を東西に伸びる山手グリーンロード、そこから北に徒歩で10分程歩くと一之御前社
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尾根から西に下る途中の古い区割りの一方通行の多いところ
車で訪れ迷うと自由がきかない場所かも知れません
一之御前社の前の通りから西の空港線方向の眺め
交差点の右角の杜が目的地になります
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交差点の角に玉垣と一之御前社の社号標
同一の社名は尾張旭市熱田区の熱田さんにも一之御前社(いちのみさき)がありますが
ここは「いちのごぜん」と読むそうです
一之御前社近隣には、ここ以外にも複数の寺社があり廻り応えがあります
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西に下る坂の途中、石垣が2段に積まれ境内が作られています
境内には御神木のムクノやカヤの木が空に向かって聳えています
境内は一之御前白龍姫・黒龍王大神の白い幟が靡いています
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一段目を登ると提灯掛けの先に鳥居が見えます、参道の中央に社が3つ祀られています
突然の来訪にここを守護する虎猫様に睨まれてしまいました
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二段目から鳥居の先の境内全景
右が社務所(集会所)、正面に石積みの上に社が三つ、カヤの木に隠れ拝殿は見通せません
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鳥居をくぐった右に手水舎
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手水舎の右で見かけた瓦の下の白い像と由緒碑
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正面の三社は後方のカヤの木を含め玉垣で囲われ、周囲に幟が立ち並んでいます
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正面の三社は白龍姫、龍神社、黒龍
社の中を良く見ればとぐろを巻いた長い物が、其々に網が被せられ中には卵
彼らの卵?と飛躍した想像を巡らすも良く考えれば彼らの大好物ですね
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社後方のカヤの木は大きく北側に傾斜、倒れかかった太い幹をコンクリートの柱が支えています
1959年の伊勢湾台風でこのように大きく傾斜してしまったそうです
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参道中央の龍神社が蕃塀の如く鎮座するので、側面に来て漸く切妻瓦葺の拝殿全景が見えて来ます
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五三桐の神紋が入った提灯、神社幕と注連縄が張られた木造拝殿
ガラスを多用しているので朝陽が射し込み拝殿内はとても明るい
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ガラスが張られた渡り廊下は本殿につながります
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本殿前の小振りな狛犬、大きな尾と額が特徴
海外製の良く見かける御影石のものではなさそうです
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本殿は石垣で更に高く積まれ、その上に祀られていて、周囲は透明の樹脂板で覆われているようです
祭神は日本武尊、大伴武日命
1564年(永禄7)、高田城主の村瀬浄心熱田神宮摂社の一之御前神社の御分霊を勧請したことから始まる云われますが、熱田さんの一之御前神社の祭神は日本武命荒魂、なぜ祭神が違うのか理由は分かりません
因みに尾張旭市の一之御前神社の祭神は国之常立神
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本殿右側に末社秋葉社と津島社が祀られています

こちらの神社の印象
傾斜地に鎮座し、氏子に方々に良く手入れされ綺麗な境内にサンルームの様な社殿、そして猫と蛇がいる
静かで落ち着いた神社

住所 / 名古屋市瑞穂区平郷町五丁目13番
アクセス / ​市営地下鉄桜通線「瑞穂区役所」駅下車、西へ徒歩約15分