近江八幡一泊二日寺社巡り Vol 2

2019/02/21・22

 早朝の宿の窓から見る琵琶湖と空の色は、何となく昨日よりは良さげな天気
 二日目の始まりは朝風呂からスタート
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風が強く肌寒かった昨日に比べれば今日は暖かそう
9時には朝食も済ませチェックアウト
二日目のスタートは長命寺から始まります
宿から車で15分程湖岸を南下します
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四国三十三所 三十一番札所 姨綺耶山 長命寺

その歴史は古く景行天皇二十年、大臣武内宿彌が当山に登り「寿命長遠諸願成就」の文字を柳の巨木に記し、長寿を祈り三百歳以上の長寿を保ち、六代の天皇に仕えたと云われる
後に聖徳太子が諸国歴訪の際に、当山を訪れ柳の巨木に「寿命長遠諸願成就」の文字と観世音菩薩の御影を拝し感歎していると、たちまち岩の影より白髪の老翁が現われ、「此の霊木で千手十一面聖観音三尊一体の聖像を刻み、伽藍を建立すれば武内大臣も喜び、諸国万人等しく崇拝する寺となるであろう」と告げ失せた
太子は尊像を刻み伽藍を建立、武内宿彌長寿霊験の因縁をもって「長命寺」と名付けた事から始まると云われています
本堂、三重塔など重文が建つ境内から眺める琵琶湖の眺望は圧巻、808段の石段を登った者にしか味わえない眺望です(ショートカット可)

創建 / 619年(推古天皇27)
宗派 / 単立
本尊 / 千手十一面聖観世音菩薩
住所 / ​滋賀県近江八幡市長命寺町157​​

次はここから湖岸沿いに南下し「藤ケ崎龍神社」に向かいます
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おやじリクエストの2か所目「藤ケ崎龍神社」
湖岸に建つ外宮の赤い鳥居の正面には長命寺山の山腹に建つ長命寺を見る事が出来る絶景ポイント

山側の内宮の鳥居の奥、人一人がやっと入る事が出来る小さな洞窟があり、狭くて薄暗い洞窟内には妙得龍神様が祀られています
入口の右端にある石碑は略縁起

藤ケ崎龍神
創建 / 不明
祭神 / 妙得龍神
住所 / 滋賀県近江八幡市牧町
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日牟禮八幡宮
旧八幡町の総社で平安時代の創建と云われ、京都府八幡市石清水八幡宮の神霊を勧請したもの
 広大な神域は榎や椋の巨木が生い茂り、楼門をくぐると正面に拝殿、神殿と続きます
右手には神楽殿、神殿の右側と左側に末社が祀られている

寺宝には、江戸時代に海外貿易に活躍した商人西村太郎右衛門が寄進したという「安南渡海船額(あんなんとかいせんがく)」をはじめ、祭神である三神の木像などがあり、いずれも国指定の重要文化財になっています

創建 / 131年
祭神 / 誉田別尊息長足姫尊、比賣神
住所 /  ​滋賀県近江八幡市宮内町257​​​
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本願寺八幡別院
1558年(永禄元)に江州蒲生野に創建された金台寺を前身としています
1580年(天正8)織田信長の寺地寄進により安土城下へ
1592年(文録元)に豊臣秀次の寺地寄進により八幡城下の現在地へ移された、浄土真宗本願寺派の寺です
本堂は1716年(享保元)、表門は1767年(明和4)年に建立され、県有形文化財の指定を受けています

本願寺八幡別院
創建 / 1558年(永禄元)
宗派 / 浄土真宗本願寺派
住所 / 近江八幡市北元町39-1
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碁盤の目の様に区割りされた城下町、その街並みで見かけた地蔵堂
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上段 区割りが整備された八幡街並み、道は真っ直ぐに続きます
下段左 八幡掘
右 遅い昼ごはんとなった、日牟禮庵のざる蕎麦大盛り
住所 / 滋賀県近江八幡市西元町61
ざる蕎麦を食べたところで、今回はここで帰途に付くことにします

近江八幡、懐の深いところです