「玉鉾神社」

知多郡武豊町向陽に鎮座する「玉鉾神社」を訪れました
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名鉄武豊駅から西へ
県道72号線沿いに小さな地蔵堂があります
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地蔵堂は「薬王菩薩」と呼ばれるようです
堂内には紅がさされた地蔵が一体、彫られてからそれ程年月を経ていないようです
堂の右手に小さな亀の像、正面に東守護大神 亀太郎大神と記されたプレートが
浦島太郎伝説の伝わる武豊にあって、亀太郎とは意味深な
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県道に面した参道は境内に向け緩やかに上っています
左が石段で、中央が車道の様です
右に社号標、普通なら社格が彫られているところですがその記載が見当たりません
個人的主観になりますが、神社は如何にその地に溶け込み、身近な存在として親しまれているかだと思っています、正直なところ神社の社格を重要なファクターとして捉えていません
それよりもそれも黄金色に輝く菊の紋が入っていることの方が驚きです
イメージ 4石段中程から鳥居方向の眺め
鳥居に彫られた菊の紋章に視線が行きます
その先には鰹木、千木のあしらわれた拝殿が覗えます
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鳥居の左に手水舎と手水鉢
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手水鉢の奥に「黄金之泉」と刻まれた丸いプレート
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手水鉢の亀の口から絶え間なく静水が注がれています
ここでも亀です
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黄金色に輝く菊の紋が入る鳥居から境内へ
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鳥居から拝殿の眺め、拝殿の左には黄金色の鳥居が見えます
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千木は内研ぎ、鰹木は8本
この結果だけであれば祭神は女神と言う事になる、けれどこれは諸説
鉾神社の祭神は孝明天皇を祀ります
孝明天皇を祀神とする神社は良く知られるところでは平安神宮、あまり多くはありません
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拝殿右に饒速日命の祠、その奥に地御柱大神の表札
なんだろう、境内至る所にこうした表札が林立しています
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拝殿右側
国之常立神の絵と神々の系図が掲げられ、その下には弥勒観音
神仏習合の神社の様です
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菊の紋が輝く拝所正面には「祭神第百二十一代孝明天皇」と記されています
由緒書きから一部抜粋
御祭神の孝明天皇明治天皇の父にあたり、江戸時代末期、諸外国の進行、武家政治の終末といった波乱の時代に在位された天皇で、天皇崩御についても幾つかの謎が残る
神社創建は孝明天皇に我が国の永遠の守護を給わるため、天皇の遺勅に従い忠臣であった力士の旭形亀太郎により創建される、なぜ力士が創建・・・・・
力士は侍、有事の際に天皇の内裏を守る力士隊を結成し天皇を守護する任があった、亀太郎はその総代であったと言われます、創建までの道のりは厳しく、1899年(明治32)に漸く創建されます
亀太郎没後、神社は荒廃し昭和39年、第三代宮司と崇敬者により再興された様です
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なので境内の伽藍は全てが新しいものです
創建までの道のりと同様、荒廃した神社復興の目標に向けた宮司、崇敬者の測り知れないエネルギーが
あって現在の神社がある
歴史の積み重ねや格式では計り知れない人のパワーを感じます
境内は今も手が掛けられているようです
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境内には複数の境内社があります
拝殿左の黄金色の鳥居は玉置社、黄金色の鳥居はあまりお目にかかった事がありません
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玉置社の左に昇龍大明神社
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祭神は龍神創立者が祀られている
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龍大明神社の左に鎮座する朝日稲荷社、祭神は不明
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短山不動大神、ここにも亀
これで拝殿左は全て参拝、次は拝殿右方向へ
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拝殿右で最初に目に付くのが「和合大神」とその左に「みろく世の鐘」平和を祈りゆっくりと三回打ち鳴らすもののようです
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和合大神から先に金色鳥居の「短山辨財天」に続きます
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陽気な表情の「大黒天」とその右に小さな牛が置かれた「幣良受天神社」
「水かけ不動明王」年の数だけ水をかけると願いが叶うそうな
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本殿右には複数の記念樹、「三個の宝玉大神」やユダヤキリスト大神などのモニュメント等が纏められています
幣良受の池の傍らに祀られる「短山辨財天」、そこから奥に更に参道が続きます
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幣良受の池の後方の小高い場所の石鳥居は「みろく天神社」
鳥居手前の右手には北斗七星らしきモニュメント、左には小さな「猿田彦大神」が置かれていました
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みろく天神社から本殿方向の境内の眺め
下は境内社務所、御朱印はこちらになります
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境内左から拝殿方向を眺める
左には忠魂の池と呼ばれる池があり、その奥には忠魂の碑と「黄泉国大神」が祀られています
神話やユダヤキリスト、五芒星、北斗七星等様々な神やモニュメントが祀られている神社
2019/05/18

鉾神社
創建 / 1899年(明治32)
祭神 / 孝明天皇
住所 / 知多郡武豊町向陽2丁目17