窓用シャッターにシェード取り付け金具を自作取り付けて見た

いよいよ夏本番。

 我家のダイニングの窓から容赦なく陽光が降り注ぐ。
風はあっても窓を解放すれば外気温そのままの熱風が入りむ。
 結局遮光カーテンを閉め、エアコンを使うことになるが、エアコンでは自然風の心地よさは望めない。たまりかねて100均やホームセンターで遮光シェードとマグネット式や吸盤式の取り付け金具を買って窓シャッターに遮光シェード取り付けてみた。

 結論から言えば、風で煽られたシェードは、マグネットや吸盤では外れてしまい頻繁に付け直しが必要になる。
外壁に金具を付けるのが簡単で確実ですが、とはいえ外壁に穴は開けたくない。
 そこで専用の金具を作り、シャッターの正面カバーに取り付け、そこにシェードを付ける事にした。

我家の窓シャッターは正面カバーは鉄製で側面カバーは樹脂製。
 カバーを外しそこに金具を止めたいところですが、それも気が乗らない。

上は斜め下からシャッターを見上げたところ。
 青丸のビスと右にピスらしき物が見えるはず。
メーカーの製作図面の断面図を調べたところ、左のビスには内部で部品が共締めされておらず、純粋にカバーの固定用ビスなのが分かった。
・上の緑の吹き出し部分の4mmのトラストビス(全長は10mm(+の正ねじ・左に回すと緩む))を試しに外してみた。
 何も共締めされておらず、ビス穴がずれる事もないようだ。 
・カバーのビスはシャッターの左右と中央に一本(窓の開口幅で複数ある)の合計3本で固定されている。

・上は中央の4mmのトラストビス。+の正ねじ(左に回すと緩む)
これらのビスに金具を共締めする事にした。
※共締めとは1本のビスで複数の部品を止める状態の事

・外したビスの全長は10mm。
ホームセンターでM4(ねじのサイズ)の10mm(全長)と15mmのステンレス製トラストビスを
購入。
10mmはシェードを付けていない窓の標準ビスがメッキ製だったので交換の為購入。
・シェード取り付け金具としてステンレスの1mm厚で幅19mmのステー30㌢のものを選ぶ。
(希望は厚3mmだったが取り扱いが無かった)
・標準ビスが10mmなので1mm厚の板を共締めすると9mmの締幅になる。
使うのが15mmなので以前より4mm中にビスが飛び出る事になる。
試しに金具なしで15mmのビスを締めこんでもシャッターの動きに干渉する事はなかった。
これでビスはOK 次は金具造り。
※4mmの飛び出しが気になれば、11mmにビスを切ればいいでしょう、自分はやめた。

既製品のステー。
 大きい穴の方はシェードの鳩目をゴムで繋ぐ穴として使用、小さい穴をビス穴に使用。
・残念ながら小さい穴は僅かにビス径に対し小さいのでドリルで4mm穴に広げた。
・幅19mmのステーだと側面カバーがあり、ビス穴が合わないため、赤部分(約4mm)をサンダーで削る。
・工具があるので、ステー1本の作成は5分程で完成。
※今回は曲げ加工をせずそのまま使うが、上方向にしたい場合は金具全長を長くし曲げればいいが、長すぎるのも考え物。
ポイントはシャッターを開けた際にシェードがストッパーの下にならない高さが必要。

上の写真は標準ビスを外し15mmのビスでステーを共締めした状態。
左下のシャッターストッパーに干渉せず、シェードは確実にストッパーの上で固定できそうだ。
心配ならもう一度外して少し上に曲げてもいい。
・これを両サイドに取り付け、中央は同じ長さのステーで削らないものを付け完成。

後はシェードの上の鳩目と金具の穴に紐またはゴム紐で固定
下側はフェンスにキャンプ用の伸縮ポールを固定、下側の鳩目とポールをゴム紐で繋いで完成。
取付後1日経過、今の所外れる事もなく、カバー自体にも負荷はかかっていない。

課題
・今回は速攻取り付けの御試し版、台風に備え簡単に外れる様にする必要がある。
・シェードの鳩目がマグネット金具に合わせたので、新しい金具に合わせ鳩目を開け直す必要がありそう。
費用
・10mm、15mmトラストビス、30㌢ステンレスステー合計600円以内
・作成から取り付けまで20分
注意点
・ビスの相手側はアルミ素材なので電動ドライバーで締め過ぎるとネジを潰してしまう可能性がある。
・側面カバーのリベットを外そうとしない事。
感想
・マグネット金具や吸盤等の止め金具を試したが、あれこれ買い求めるより、作った方が安くて確実。
 特にマグネット金具は外れると風に煽られガラスを割るリスクがある、外れたり付けたりの繰り返しはカバーの塗装を傷つけ錆びの要因になる。
日課だった復旧作業から解放された。