鳥栖『八釼神社』 風通る古墳の上に鎮座する

名古屋市営地下鉄桜通線鶴里駅」で下車、住宅街を10分程東に歩く
やがてこんもり盛り上がった森が見えてきます。
鳥栖『八釼神社』、古墳の上に鎮座しています。
ぐるりと一周、緩やかな傾斜地にこんもり盛られているのが良くわかります。
北側からは車も出入りできそうです。
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鎌倉街道に面した鳥居より二の鳥居、拝殿が見て取れます。
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一の鳥居の右に設けられた由緒書き。
直径が約45メートル、高さが約5メートルの帆立貝形前方後円墳、名古屋では二番目の大きさと記されています。
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一の鳥居を抜けた左手に「八釼の松」の案内板。
昭和20年頃、上の石碑脇に松の古木があったようでそれを偲ぶ碑の様です。
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石段を登り二の鳥居へ、拝殿、本殿が良く見てとれます、ここが古墳の最上部になります。
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狛犬の左奥の手水舎、手水鉢の周囲が窪んでいます。
願を叶えるため石で打つ、約200年前からの痕跡が今も残っています
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古墳最上部よりさらに一段高い位置に本殿、稲荷社、秋葉社が祀られています。
周囲の木々は適度に間引かれ、風が良く通り明るい境内。

708年(和銅元年)に、新羅の僧道行が熱田神宮草薙剣を盗み去った。帝にこのことを知られるのを恐れ、新しく神剣を作るように鍛冶屋に命じ、完成した剣をこの地で37日間修祓、熱田神宮の別宮の八釼宮に奉納した。という伝説が残っています。
日本書紀には668年(天智7年)の事として記されていると言われる。

創建 / 708年(和銅元年)
御祭神 /  天照皇大御神  須佐之男命  正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命
境内社 / 稲荷社  秋葉社
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北側参道は小柄な狛犬が守りを固めています。

住所 / 愛知県名古屋市南区鳥栖2丁目
アクセス / 名古屋市営地下鉄桜通線 「 鶴里」下車、東へ徒歩10分